【Bellaor】シャムカラエフ、露勢5人目のトーナメント制覇なるか?
【写真】シャウブラット・シャムカラエフの長いリーチ、肩の入るパンチは脅威だ。ベラトールは次から次へとロシア人ファイターを発掘しているが、ヘビー級のアレキサンダー・ヴォルコフ&ミドル級のアレキサンダー・シュレメンコの両世界王者、ウェルター級のアンドレイ・コレシュコフに続き、ロシア人5人目のトーナメント制覇となるか (C) KEITH MILLS
21日(木・現地時間)、ユタ州ウェストバレーシティのマーベリック・センターで行われるBellator MMA(90)。メインのトーナメント決勝と2階級の準決勝、加えてアンダーカードとシーズン8開幕戦を思わせる充実のラインナップが揃っている。
シャウブラット・シャムカラエフとレッド・マルチネスのシーズン7フェザー級T決勝は本来、昨年12月7日に行われる予定で、計量も両者とも済ましていた。ところが、その後シャムカラエフが食中毒にかかったという理由で、対戦は延期されていた。
スタンド&グラウンド共に長いリーチを生かしたパンチが強く、2試合連続TKO勝ちでファイナルに進出していたシャムカラエフは、ベラトールを席巻するロシア勢トップの一角を担う。一方、マルチネスはテイクダウンの防御に長け、打撃は遠距離が主、接近戦ではヒザ蹴りなどを武器としている。勝者が4月4日のパット・カーラン×ダニエル・ストラウスの勝者への挑戦権を手に決勝戦、シャムカラエフの打撃の破壊力が、マルチネスの試合巧者ぶりを上回るか。
ライトヘビー級とウェルター級のトーナメント準決勝計4試合が組まれているが、注目はやはりキング・モーか。対戦相手のエマニュエル・ニュートンはキャリア19勝7敗1分、KOTCを始めシャークファイツ、MFCなど中堅プロモーションで実績を残してきた。絞め&極めともに強いファイターだが、それ以前のセットアップをキング・モー相手に出来るかどうかが鍵を握ってくるだろう。
プレリミではシーズン6バンタム級トーナメントで上田将勝を破ったトラビス・マークスと元WEC世界バンタム級王者チェイス・ビービが対戦する試合に注目したい。
■Bellator MMA SpikeTV対戦カード
<シーズン7フェザー級T決勝/5分3R>
シャウブラット・シャムカラエフ(ロシア)
レッド・マルチネス(米国)
<ライトヘビー級T準決勝/5分3R>
キング・モー(米国)
エマニュエル・ニュートン(米国)
<ウェルター級T準決勝/5分3R>
ブライアン・ベーカー(米国)
ドゥグラス・リマ(ブラジル)
<ウェルター級T準決勝/5分3R>
ポール・アマヤ(米国)
ベン・サウンダース(米国)
<ライトヘビー級T準決勝/5分3R>
ジェイコブ・ノイー(米国)
ミハイル・ザイーツ(ロシア)
■主なプレリミ対戦カード
<ウェルター級/5分3R>
ジェシー・フアレス(米国)
ジョーダン・スミス(米国)
<バンタム級/5分3R>
チェイス・ビービ(米国)
トラビス・マークス(米国)