【PXC47】ダレン・ウエノヤマと対戦、渡辺健太郎「倒して勝つのが一番盛り上がる」
【写真】過去に現修斗王者の神酒龍一、ROAD FC王者のチョ・ナムジンにも勝っている渡辺健一郎。大物食いなるか (C)MMAPLANET
13日(金・現地時間)、グアムのUOGカルボ・フィールドハウスで開催されるPXC47で、元UFCファイターのダレン・ウエノヤマと対戦する渡辺健太郎。
昨年6月にはONEで戦った彼が、続いて足を踏み入れるケージがライバルイベントのPXCとなり、一部で驚かれた。そんなPXCへ戦いの場を移した経緯、そして強豪ウエノヤマとの対戦について、計量直後の渡辺を直撃した。
――計量を終えて、どのような気持ちですか。
「しっかりとクリアできたので、ホッとしています。減量も順調だったので、体調も良いです」
――実際にダレン・ウエノヤマと顔を合わせて、どのように感じましたか。
「やはりトップの選手なので、試合をさせていただくだけで光栄やと思っています」
――UFCで山本KID徳郁選手、日本では修斗王者時代の勝村周一朗選手に勝っています。
「かなりのグラップラーで寝技が強いというイメージが強いですね、やっぱり」
――そのグラップラーをどのように攻略したいと考えていますか。
「自分はあまり試合のときに攻略とか、作戦とか立てないんです。どちらかというと、自分の持っているモノを全て出せる試合。さらに会場が盛り上がるような試合ができたら良いなっていうのが一番です。毎試合、そう思って戦ってきました」
――それが打撃戦ということですか。
「やっぱり盛り上がるとすれば、打撃なので。倒して勝つのが一番盛り上がると自分は思っています。自分のスタイルがそうなので、得意分野で戦っていこうと思っています」
――この試合に向けて、どのような練習をしてきましたか。
「同じ直心会所属のTOMA選手、コブラ会の金海裕輝選手、パラエストラ大阪代表のタクミさんや中村優作選手なんかと練習してきました。直心会に集まったり、タクミさんのところでケージを使わせてもらったりして」
――昨年6月のゲヘ・エウスタキーオ戦以来の試合となります。しかもONEからPXCへ戦場が変わったことには驚かされました。
「この試合がケガからの復帰戦になり、長い間試合をしてきませんでした」
――負傷箇所は?
「腰の骨をはく離骨折してしまい、8ヶ月試合から離れています。とにかく試合がしたいと思っている時に今回の話をいただいて――。相手も凄く強い選手なので、少し悩みましたけど、受けさせてもらうことにしました。ONEとPXCのこととか、自分はほんとに分かっていなくて、話があったからPXCで戦おうと思っただけで。契約に関しては僕自身はそういうことに疎くて……。これで契約を打ち切られたとしても、しょうがないことだと捉えています」
――試合がしたいと思っている時に、たまたまPXCから声が掛かったということですね。それが日本でも戦っていましたか。
「そうですね。何かしらのオファーを頂けていたら、そこを考えていたと思います。そういう状況で今回の話をもらったので。自分たちの知識不足で、ONEに迷惑をかけて申し訳なかったと思っています」
――PXCはONEと比較すると、運営など少し緩いというイメージがあります。何か戸惑ったことはありませんでしたか。
「そうですね、スケジュール的な部分で、ポンポンとモノゴトが運ばないところは少し苦労しています。あと、日本語を話せるスタッフがいなくて、そこは今も困っています(苦笑)。この計量時間も試合会場に行く時間もハッキリ伝わってこないので。そういう部分では、ONEの方がしっかりしていました。時間もスケジュール通りで。
でも、それも含めてしっかり戦いたいです。戦う場所、国、舞台がどこであれ一番大切なのは、初めて見に来てくれたようなお客さんに喜んでもらえる試合をすること。それは常に思っています。結果ももちろんですけど、会場を盛り上げることができればと思っています。頑張ります」
■ PXC47計量結果
<PXCフェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] キム・ジャンヨン:144ポンド(65.32キロ)
[挑戦者] 矢地祐介:144.5ポンド(65.54キロ)
<PXCウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] ゼバスチャン・カデスタム:169ポンド(76.66キロ)
[挑戦者] キム・ハンソル:170ポンド(77.11キロ)
<女子ストロー級/5分3R>
コートニー・ケイシー:116ポンド(52.62キロ)
ヘレン・ヘルパー:120ポンド(54.43キロ)
<フライ級/5分3R>
ダレン・ウエノヤマ:126ポンド(57.15キロ)
渡辺健太郎:124ポンド(56.24キロ)
<バンタム級/5分3R>
クァク・グァンホ:136ポンド(61.69キロ)
トレヴィン・ジョーンズ:136ポンド(61.69キロ)
<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ:156ポンド(70.76キロ)
粕谷優介:154ポンド(69.85キロ)
<フライ級/5分3R>
ヴィンセ・マスガ:120ポンド(54.43キロ)
スコット・エクラヴェア:125ポンド(56.7キロ)
<ライト級/5分3R>
ピーター・セペダ:152ポンド(68.95キロ)
タイロン・ジョーンズ:150.5ポンド(68.27キロ)