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【UFC FX06】前に出続けたウィルキンソンが肉弾ファイトに勝利

2012.12.15

<ライト級/5分3R>
マイク・ウィルキンソン(英国)
Def.3-0:29-28, 29-28, 29-28
ブレンダン・ラフナン(英国)

ラフナンの左ローが2発、ウィルキンソンはハイを見せるが空振りに。ラフナンがスイッチしながらローを続ける。ウィルキンソンもローを返し、ワンツーを見せる。左ローから左サイドキックを見せたラフナンは、蹴ってはサークリングを使い間合いを取る。

ウィルキンソンは真っ直ぐダブルレッグダイブで飛び込みテイクダウンを奪うと、インサイドガードからパウンドを落す。ガードからのエルボーに、エルボーを返すウィルキンソン。エビから立ち上がったラフナンが、ヒザをボディに入れて距離を取りなおす。

ラフナンは右ストレートを伸ばし、右ローを蹴り込みウィルキンソンのテイクダウン狙いを切っていく。左ローでバランスを乱すウィルキンソンにラフナンが飛びヒザを見せたところで初回が終了した。

2Rに入るとウィルキンソンがパンチを見せてテイクダウンを何度も仕掛けるが、しっかりと距離を取ったラフナンがスプロールを続ける。しかし、ウィルキンソンが間髪入れず前に出てくると、右ストレートを顔面に受ける。続くテイクダウン狙いは防いだラフナン、気が付けばウィルキンソンが右目尻を大きくカットしている。

再びローから距離をとるラフナンに苦しむようになるウィルキンソン。ラフナンは左に回りながら、左ミドル、左ジャブを伸ばす。ウィルキンソンは右ボディを入れ、逆にローを返していく。距離が詰まり気味になると、ウィルキンソンがパンチのフェイントからダブルレッグでケージにラフナンを押し込むも、すかさずワキを差したラフナンが回り込み距離を取りなおす。

残り1分、ラフナンも鼻血を流しオーソから左ボディフック、ヒザ蹴りを続ける。ウィルキンソンが組みつくと、キムラで耐えるラフナンはワキを潜ってバックに回り込み、最後は向き合った両者が足を止めて打ち合い2Rが終了した。

最終回開始早々、近距離で打ち合った両者。ラフナンのローの直後に、左手の指がウィルキンソンの左目に当たり、試合が中断。再開後、ウィルキンソンの左がラフナンを捉える。ローが減ったラフナンをダブルレッグでケージに押し込むウィルキンソンだがテイクダウンには至らない。

足を使うのではなく、下がり始めたラフナンはケージに詰まり右を受ける。シングルからダブルとテイクダウンを仕掛けるウィルキンソン、ラフナンは巧みなディフェンスを見せると、体を入れ替えヒザをボディに見舞っていく。

ケージ際から離れた両者、ここでラフナンの右がウィルキンスを捉えダウンを奪う。エルボーを受けながら立ち上がったウィルキンソンだが足がおぼつかない。飛びヒザから、組んでヒザを突き上げたラフナン。

残り15秒でケージから離れた両者は、足を止めて打ち合いウィルキンソンの右がラフナンを捉える。ヒザを返すラフナン、両者鮮血で顔を赤く染めながら豪州版とはいえTUF出身者らしい肉弾ファイトで15分を戦い抜いた。

結果はジャッジが3者とも29-28でウィルキンソンに凱歌が挙がったが、前に出る姿勢が下がりながらクリーンヒットするローを上回ったということだろうか。

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