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【UFC FOX14】ミドルで崩し切れず、ムサケが母国でトメノフに判定負け喫する

<ウェルター級/5分3R>
アルベルト・トメノフ(ロシア)
Def.3-0:29-28. 29-28, 29-28
ニコラス・ムサケ(スウェーデン)

右ミドルを繰り出すムサケ、トメノフは左右に回りながら間合いをはかる。ムサケは蹴り足を掴まれながら、右ストレートを伸ばす。引き続き右ミドルからパンチにつなげムサケに対し、トメノフは蹴り足をキャッチしないとなかなか距離を詰めることができない。右だけでなく左ミドルも使うムサケだが、その右ミドルにトメノフが思い切り右フックを合わせてくるように。ミドルが減ると、すぐにトメノフの圧力が強くなりワンツーを入れる。左フックを返したムサケは最後の15秒で一瞬、君を見せたがテイクダウンに至らず。逆にトメノフのハイキックに右ストレートを合わせて初回を戦い終えた。

2R、いきなりパンチから左ハイのコンビネーションを見せたトメノフ。ムサケは右ロー、トメノフもすぐにローを返し、ミドルを掴んで右ハイを繰り出す。組みに行ったムサケだが、押し返され右ミドルに右フックを合わされる。脇腹を赤くしながらも、構わず前に出るようになったトメノフ左から右スレートをヒットさせる。蹴りの数が減ったムサケは、右から左とフックを続けて被弾する。コンパクトな右ストレート、ロングレンジから同じく右ストレートとトメノフがリズムを掴み始めたか。ムサケは首相撲に捉えるの、ヒザを突き上げる前に逃げられる。残り1分、パンチと蹴りのコンビネーションで距離を詰めたトメノフは、ムサケのテイクダウン狙いをスイッチの要領で切り、ワンツーでラウンドを締めた。

3R、左ジャブから右ストレートを見せたトメノフに、ムサケは組んでテイクダウン狙い。スプロールしたトメノフに、再びテイクダウンを仕掛けるムサケだが、これも切られる。打撃戦を嫌がるようになったか、テイクダウンを狙う数が圧倒的に多くなるムサケは、トメノフに右を打ち込まれマウスピースは吐き出す。続くテイクダウン狙いを切られたムサケにレフェリーがマウスピースを与える。再開後もトメノフがパンチで攻勢に出る。最後までテイクダウンに拘り、無駄に時間を使ったムサケは逆にテイクダウンを食らい、後方からパンチを入れられる。すぐに立ち技に戻ったか、打撃をクリーンヒットする場面はなくタイムアップに。ジャッジ3者とも29-28でトメノフの勝利を支持した。

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