【OFC24】初の北京大会のメインは、チャイナ・トップチームのジー・シェンがソン・ヤドンを破る
<バンタム級/5分3R>
ジー・シェン(中国)
Def,3-0
ソン・ヤドン(中国)
ソンのローに右を合わせようとしたジー。蹴りの応酬のあと、思い切り飛び込み左フックでダウンを奪う。すぐに起き上がったソンがテイクダウンへ、ジーはギロチンで受けとめるも頭を抜いたソンがマウントへ。ブリッジから起き上がったジーに、ソンが左フックを入れる。間合いを取り直したジーは左右のハイキックから、思い切り左フックを伸ばす。サークリングでかわしたソンだが、続く局面で左フックを受けて組み付かれる。離れて右を入れたジーが、連打でラッシュを掛けるとソンもフックを返しジーの動きが止まる場面も。
それでもフックを振るい、蹴りを見せながら前に出るジー。ソンも思い切りフックを返すが、残り90秒となった辺りから両者の動きがピタリと止まる。20秒ほど動きがなくなったが、直後に二人揃って大振りの打撃戦を繰り広げる。ソンは右アッパー、ジーは左ハイを繰り出す。右が空振りになったジーだが、左フックを入れたところで初回が終了となった。
2R、ソンの左ローに右ストレートを伸ばすジーに声援が集中する。左フックの相打ちのあと、互いに右フックは空振る。頭から突っ込み、体が思い切り傾くようにパンチを振るうジーだが、拳はソンに届かない。パンチは荒いが、出入りは素早いソンが右ストレートをヒットさせる。ジーのパンチをよけたソンの右のヒットする場面が増える。とにかくパンチが大きすぎるジーは、空振りだけで相当に体力を消耗しているはずだ。それでもソンを追いかけ続けるジーの左フックが顔面を捉えダウンを奪う。組んでトップを取ったソンだが、ダウンを喫したことで形成逆転とはならなかった。
最終回、変わらずフックを売りまわしながら前に出るジー。スピニングバックフィストは空振りになるが、距離を詰めてワンツーから右アッパーを入れる。ソンも連打を見せるが、ジーほど勢いはない。と、残り2分20秒でソンの左フックを受けたジーの腰が落ちるシーンも。ソンも疲れ、自らバランスを崩しサッカーボールキックを受けそうになる。連打のなかで右フック、左ハイを受けたソンだが倒れない!! 再び手が止まった両者、左の相打ちからジーが左ローを蹴り込む。このまま時間が過ぎ、案の定残り10秒なると足を止めての打ち合いを見せタイムアップへ。CTTのジーがOFC初の中国・北京大会のメインで判定勝ちした。