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【Glory02】「日本大会で大きな勝負をしたい」(ファビアーノ)

Fabiano

【写真】12月2日出陣に向け、ベルギーでの負けられない勝負に挑むファビアーノ・サイクロン (C) WORLDKICKs

6日(土・現地時間)、ベルギーで開催される『GLORY02』に日本から出場し、フィリップ・フェルリンデンと対戦するWBCムエタイ世界ヘビー級王者のファビアーノ・サイクロン。ベルギー大会後、グランドスラム出場へ向け、その思いのたけを語ってもらった。

『世界のトップキックボクサーの90パーセントと契約した』と豪語するGlory Sports Internationalと日本大会を共催するG-Entertainmentの提供による、GLORY Fighterインタビュー=ファビアーノ・サイクロン編(後編)。

――ところで、先日はGLORYの記者会見に参加されていましたが、どんな印象でしたか。

「すごいの一言です。モチベーションが上がりましたよ。レジェンドたちと並んで、立っているだけで興奮しました」

――ピーター・アーツ、セーム・シュルト、レミー・ボンヤスキー、いずれも日本で有名になったレジェンドたちです。

「あの人たちと、あんな大きい舞台で闘えたら夢のようですね」

――勝ちたいという気持ちは?

「当然、ありますよ。誰と闘っても勝ちたいです。でも、まだ闘えると決まったわけではありませんので。今は、今度の試合に集中していますよ。ベルギーで勝たないと、なにも始まりません」

――決して、浮かれているわけではないということですね。

「試合がありますから」

――レジェンドたちと並んでみて威圧感はありましたか?

「アーツ選手は、自分とそんなに身長が変わらないのに、シュルト選手に勝ってますからね。みなさん、強そうでした。自分と比べたら、1対10くらいの力の差はあるんじゃないですか(笑)」

――そんなに差はないでしょう。

「でも、いつかは闘ったみたいですよね。自分の力が、どこまで通用するのか知りたいです」

――差を埋めるためには、どうすればいいですか。

「勝つだけではダメですね。いい試合をしたいです」

――12月の日本大会は、最大で一日4試合も勝たないといけません。

「大変ですね(苦笑)。あのメンバーで4試合ですからね」

――GLORYやヨーロッパの大会を見られて、どんな印象がありますか?

「レベルが高いですね。いつかは、ヨーロッパで試合をしたいと思っていました」

――まさにその悲願がかなったと。ご自身の中で、ターニングポイントになった試合はありますか?

「2006年の試合ですね」

――2006年5月28日、内田洋一選手から判定勝ちを収めています。

「その頃は、ケガもありましたし、引退しようか迷っていた時期なんです。試合をしても、ケガが怖かったし、そんな状況でリングへ上がっていいのか迷っていたんです。でも伊藤(隆)会長が、『辞めたらすべてが終わる。すべてを出し切ってから考えてもいいんじゃないか』と言われて、もう一度、やり直すことにしたんです」

――それからJ-NETのヘビー級王座、初代RISEヘビー級王座、WPMF世界スーパーヘビー級王座を次々と獲得していきました。

「日本のベルトを獲ったら、次は世界と、どんどん欲が出てきましたね。あそこで辞めなくてよかったです。会長のおかげです。WBCのベルトを獲った時にも、コー・ヘマース会長にGLORYの大会に出てみないかと誘いがありました。もっと先へ行けるんだ。だったら、行けるところまで行こうと思いました。不思議なもので、ちょっとしたことで人生は変わるんですね。人生は、やってみないとわからないですよ。だからベルギーで勝って、日本大会に選んでいただけるならば大きな勝負がしたいです」

――恐さはないですか?

「怖かったら、試合はできません。楽しみしかないですよ」

――最後に、どんな試合をしたいですか。

「KOです。お客さんが見たいのは、KOでしょう? だったら自分はKOを狙います」

■Glory02 対戦カード

<ヘビー級/3分3R>
レミー・ボンヤスキー(オランダ)
アンダーソン・シウバ(ブラジル)

<ヘビー級/3分3R>
グーカン・サキ(オランダ)
ムラット・ボウジディ(オランダ)

<78キロ級/3分3R>
ムラット・ディレッキー(ベルギー)
ニキー・ホルツケン(オランダ)

<ヘビー級/3分3R>
ファビアーノ・サイクロン(ブラジル)
フィリップ・フェルリンデン(ベルギー)

<79キロ級/3分3R>
マーセル・グローエンハート(オランダ)
マーク・デボンテ(ベルギー)

<ヘビー級/3分3R>
トニー・グレゴワー(フランス)
イゴール・ユルコビッチ(クロアチア)

<ヘビー級/3分3R>
コウイチ・ペタス(日本)
マーク・ミラー(米国)

<ヘビー級/3分3R>
シハッド・カペネック(トルコ)
ジョナサン・ジニス(ブラジル)

<ヘビー級/3分3R>
ジャファー・ウィルニス(オランダ)
ジャマル・ベンサディック(ベルギー)

<71キロ級/3分3R>
マラット・グリゴリアン(ベルギー)
アレックス・フォゲル(ドイツ)

<97キロ級/3分3R>
アリ・セニック(ベルギー)
ダンヨ・イルンガ(ドイツ)

<70キロ級/3分3R>
アンディ・リスティ(スリナム)
ノーディン・ベンモー

<MMA76キロ級/5分3R>
白井祐矢(日本)
トミー・デュプレ(ベルギー)

<MMA97キロ級/5分3R>
水野竜也(日本)
ジェイソン・ジョーンズ(オランダ)

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