【BFC74】疲れの見えたサレスが、流れるような寝技で一本勝ち
<ウェルター級トーナメント準々決勝/5分3R>
ミハイル・サレフ(ロシア)
Def.2R1分57秒 by リアネイキドチョーク
ティム・ウェルチ(米国)
ウェルチの左フックを受けて、すぐにテイクダウンを仕掛けたサレフ。ウェルチは逆にケージに押し込み、距離を取ると再び左フックを伸ばす。ウェルチの勢いに下がってケージに詰まるサレフは、組んでからヒザを入れて内掛けでテイクダウンを奪う。
ハーフから鉄槌を落とすサレスは、一見乗りすぎに見えるも、抑え込みを下から押し上げたウェルチが起き上がると、そのままギロチンへ。かなりタイトに見えたが、これを凌がれるとサレスはガードから顔面に蹴り上げを見せてしまい、ウェルチが後方に倒れ込む。この時点でルールを確認し手を合わせて謝るサレスだが、同意できる行為ではない。
再開後、左フックのフェイントから組みついたサレスは、再び内掛けでテイクダウンを狙う。ケージを背にして耐えていたウェルチは、尻もちをついてすぐに起き上がろうとするも、再びサレスがギロチンを見せる。グラウンドに引き込まれると同時に足を一本抜いたウェルチ、サレスは足を組み直すが首を引抜かれる。直後に三角絞めを仕掛けたサレスが、足を組んだ状態でガードからパンチを見せる。この三角ロックが解かれたところで初回が終了した。
2R、テイクダウン狙いを潰されたサレスが下になり三角を仕掛けるも、ウェルチは立ち上がって寝技に付き合わない。疲れが目立つサレスの右ハイがウェルチを捉え、シングルレッグでテイクダウンを奪う。
サイドを取ったサレスは、起き上がってきたウェルチの首を殺して動きを止めると、バックに回ってリアネイキドチョークへ。スタンドの打撃の交換では明らかに疲れを見せていたが、寝技に移行すると流れるような攻めを見せたサレス、ウェルチからタップを奪いロシア人2人目の準決勝進出となった。