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【UFN55】距離が狭くなれば――パラレイのモノ。TDからパウンドでTKO勝ち

<ヘビー級/5分3R>
ソア・パラレイ(豪州)
Def.2R4分49秒by TKO
ウォルト・ハリス(米国)

サウスポーのハリス、いきなり飛びこんだパラレイだがテイクダウンは奪えない。ハリスは細かいパンチを入れて距離を取り直すと、左ローを入れる。2度目のテイクダウン狙いもスプロールされたパラレイはハリスの左ハイを受けそうになる。パラレイは距離を詰められなくなり、試合はお見合いの状態へ。ハリスは左ジャブ、右ストレートで間合いを確保。そこにパラレイが右ハイを狙うが、ハリスがガードする。ハリスは左ミドルを決め、鈍い音が場内に響く。ハリス優勢のまま初回は終わった。

互いにコーナーマンからアグレッシブに攻めろと指示を受け、2Rはスタート。パラレイのローでハリスがヒザをつく。ハリスもパンチを返すが、直後にパラレイが右を打ち込んで組みつこうとする。明らかに距離が近づいた両者、パラレイは右ストレートをヒットさせ組む。パンチを被弾しても、テイクダウンは切るハリスは、左ミドルを放つ。パラレイは右ストレートから左フック、さらに右ストレート。中間距離では分の悪いハリスは右ジャブから左ハイ、さらワンツーを入れるもパラレイが肩でブロックする。

残り90秒を切り、パラレイはシングルレッグでついにテイクダウンに成功する。上体を起こさせないように抑えたパラレイが、鉄槌を落す。パンチを連打されると、背中を見せて頭を抱えるのみになったハリス。ラウンド終了11秒前にレフェリーが試合をストップし、パラレイのTKO勝ちが決まった。「OZ」の連呼で観客をあおったパラレイは、歌まで披露してご機嫌だった。

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