【RFC09】試合前夜、久米鷹介インタビュー「動くことを意識したい」
【写真】撮影の合間もちょっとした冗談に笑顔を爆発させる“じゃがあ”久米鷹介。明日の試合後も、この笑顔が見られることを期待したい (C) MMAPLANET
15日(土・現地時間)に韓国のウォンジュ市チアク体育館で行われるRFC 09「BEATDOWN」。今日、14日(金・同)の午前に公式計量を終え、あとは明日の試合を控えるだけとなった。
日本からライト級トーナメントに鳥生将大、久米鷹介、そしてスーパーファイトにミノワマンが出場する同大会、決戦間近の久米に現在の心境を尋ねた。
――3月に引き続き、RFCでの2戦目が明日に迫ってきました。韓国入りはいつだったのですか?
「ホテルに着いたのは、昨日の夜の8時です。名古屋を1時半の飛行機で出たのですが、思った以上にソウルから遠かったです。2時間半はバスに乗っていましたね。最後の水抜きを前に飛行機に乗っている間まで、大量に水分を摂っていたのでバスに乗っている間に一度、トイレ休憩を挟んでもらいました。バスに乗る直前にも用を足していたのですが、我慢できなかったです(笑)」
――計量まで24時間を切っての移動も、なかなか辛いものがありますね。
「でも飛行機に乗っている間までは十分に摂っていて、トイレに行く頻度が上がっていたので、どうしても小便がしたくなっただけで。空港についてから水抜きを始めたので、減量自体はそれほど難しくはなかったです。計量会場もホテルのなかですし、減量当日に名古屋から東京まで移動して計量に臨むほうが厳しかったです」
――午前中の計量というのも珍しいのではないですか。
「アマチュア修斗を除けば、初めてですね。でも、大目に落とすようにしていたので、問題なかったです。70・5キロリミットで、無事70・4キロでパスしました。前回のパンクラスの試合で最後にちょっと苦労したのですが、今回は問題なく計量を終えることができました」
――肌艶もデコボコで良くて……(笑)。
「毛もボウボウでって、一部の人だけ笑ってしまうじゃないですか(笑)」
――失礼しました。対戦相手のキム・チャンヒョン選手は何キロで計量をパスしていたのですか。
「それが韓国語だったので、分からなかったです(苦笑)。向かい合った感じでは、減量が厳しそうだという様子ではなかったです。体も筋肉でムキムキにしたという風でなく、骨格が大きそうでした」
――元々は3月に戦う予定だった相手です。
「そうですね。3月に戦う前に研究もしていたんですけど、あまり映像が見つからなかったんです。ただ、今回は次につながる、トーナメントを通して成長するということを意識しています」
――キム・チャンヒョン選手は久米選手の試合を一度はしっかりと見ているわけですから、相当研究してきていることが考えられますね。
「テイクダウンとか警戒してくるでしょうけど、その意識を利用して、攻撃を散らしていければと思っています。計量も順調でしたし、気候も過ごしやすいですしね。試合まで24時かある状態で、ちゃんと夕食を取って栄養補給もできたので、凄く調子も良いです」
――試合前日、食事中には笑顔を見せてリラックスしている様子でした。
「練習も減量も順調でしたし、今から緊張していると疲れてしまうので。日本から鳥生選手も来ていますし、リラックスできています」
――一度戦った選手と一緒にという部分は、気にならなかったですか。
「正直、最初は堅くなりそうでしたが、川村(亮)選手もいてくれて、すぐに打ち解けることができました」
――とはいっても、勝ち上がると決勝で戦う相手になります。
「そうなんですが、試合は試合なんで。それが普段に影響することはないです」
――トーナメトを通して成長と言われていましたが、どのような動きをして、勝ちたいと思っていますか。
「まずはこの階級でやっていくので、動くこと。フィジカルの違いに頼るのでなく、動くことを意識していきたいです。動きで翻弄し、倒していきたい」
――MMAとして、虚をつく動きをしたいということですか。
「その上で自分だけが攻撃できる位置、距離で戦う。相手の攻撃を受けないで位置を変えて、また攻撃する。真っ向からやりあうという発想で戦うつもりはないです」
――そうは言いつつ、某先輩といい一発もらうと、負けん気が顔を覗かせるという展開が何度か見られました。
「もらうと堅くなったり、熱くなる部分はあるので、そういう風にならないで戦いたいです。まぁ、相手の攻撃を受けないことを第一に考えているのですが、試合ですからそういうことも起こりうる。そうなった時に、すぐに頭を切りかえて動けるようにしたいです」
■RFC09対戦カード
<ミドル級/5分3R>
メルヴィン・マヌーフ(オランダ)
キム・ジェヨン(韓国)
<85キロ契約/5分3R>
ミノワマン(日本)
ユク・ジンス(韓国)
<ライト級トーナメント準々決勝/5分3R>
鳥生将大(日本)
ナム・ウィチョル(韓国)
<ライト級トーナメント準々決勝/5分3R>
久米鷹介(日本)
キム・チャンヒョン(韓国)
<ライト級トーナメント準々決勝/5分3R>
キム・ソクモ(韓国)
ヴィシール・コロッサ(南アフリカ)
<ライト級トーナメント準々決勝/5分3R>
イ・ヨンジェ(韓国)
キム・ウォンギ(韓国)
―Young Guns―
<ミドル級/5分2R>
パク・イルチョル(韓国)
ウ・ユヨン(韓国)
<バンタム級/5分2R>
クァク・ミョンシク(韓国)
パク・グァンス(韓国)
<フェザー級/5分2R>
ジン・テホ(韓国)
ジョン・ヨンサム(韓国)
<ライト級/5分2R>
キム・ウィギュ(韓国)
イ・ジョンファ(韓国)
<フェザー級/5分2R>
キム・ヨンボック(韓国)
イ・ジョンウォン(韓国)