ラウジーが6戦連続の1R・腕十字勝利、ジャカレはパンチに進化見せる
2012年8月18日(土・現地時間)、米国カリフォルニア州サンディエゴのヴァレービューカジノ・センターで開催された、Strikeforce「Rousey vs. Kaufman」。メインイベントでは、ストライクフォース女子バンタム世界選手権試合が行われ、王者ロンダ・ラウジーと、挑戦者サラ・カフマンが対戦した。
2008年の北京五輪柔道女子70キロ級銅メダリストで、MMA転向後は、5試合全てを1R・腕十字で勝利している、アームバー・クイーン=ラウジー。ストライクフォースでは、今大会でジュリー・ケッジーから一本勝ちを飾った前王者ミーシャ・テイトを3月にタイトルマッチで破っており、この日が初防衛戦となった。
対するサラ・カフマンは、元ストライクフォース女子ウェルター級王者。2010年10月、マルース・クーネンに敗れ、ウェルター級王座を失ったが、その後は3連勝。今年3月のアレクシス・デイビス戦では、壮絶な死闘を制し、大きく株を上げた。
試合は、左ジャブを振るいながら距離を詰めたラウジーが、カフマンから大内刈りでテイクダウンを奪うと、素早くマウントに移行、早くも腕十字の態勢へ。カフマンの抵抗をものともせず、その腕を伸ばすと、僅か54秒でタップを奪い、6試合連続の1R腕十字勝利&王座初防衛に成功した。
日本のHIROKOは、2度目のストライクフォース参戦、オランダのストライカー=ジャーメイン・デランダミーと対戦した。昨年12月、ストライクフォース女子フェザー級世界選手権というビッグマッチで、北米デビューを果たしたHIROKOは、クリス・サイボーグに16秒TKO負けを喫している。その後、サイボーグにドーピング規定違反が発覚し無効試合&サイボーグは王座剥奪となったが、HIROKOにとっては汚名を返上したい一戦であることに変わりはない。
その試合は、序盤からHIROKOのテイクダウン狙いを防ぐデランダミーが打撃で優勢に。終盤には、判定になると厳しいHIROKOが、相手の庭で果敢にKOを狙い、意地を見せるもタイムアップ。最後はデランダミーがフルマークの判定勝ちとなった。
また、昨年9月、ルーク・ロックホールドに敗れ、ストライクフォースミドル級王座から陥落したホナウド・ジャカレは、デレック・ブルンソンを相手に41秒・KO勝利。進化したパンチの技術をいかんなく見せつけている。全試合結果&詳細は下記の通り。
ストライクフォース女子バンタム世界選手権試合/5分5R | ||
[王者] ○ロンダ・ラウジー (米国) |
1R0分54秒 腕十字 詳細はコチラ |
[挑戦者] サラ・カフマン× (米国) |
ミドル級/5分3R | ||
○ホナウド・ジャカレ (ブラジル) |
1R0分41秒 KO 詳細はコチラ |
デレック・ブルンソン× (米国) |
ウェルター級/5分3R | ||
○タレック・サフィジーヌ (ベルギー) |
3R終了 判定 詳細はコチラ |
ラウジーャー・ボーリング× (米国) |
ミドル級/5分3R | ||
○アンソニー・スミス (米国) |
1R3分52秒 三角絞め 詳細はコチラ |
ルムンバ・セイヤーズ× (米国) |
ライトヘビー級/5分3R | ||
○オヴァンス・サンプレー (ハイチ) |
3R0分27秒 TKO 詳細はコチラ |
TJ・クック× (米国) |
女子バンタム級/5分3R | ||
○ミーシャ・テイト (米国) |
3R3分28秒 腕十字 詳細はコチラ |
ジュリー・ケッジー× (米国) |
ミドル級/5分3R | ||
○アドラン・アマゴフ (ロシア) |
1R0分48秒 TKO 詳細はコチラ |
キース・ベリー× (米国) |
女子フェザー級/5分3R | ||
○ジャーメイン・デランダミー (オランダ) |
3R終了 判定 詳細はコチラ |
HIROKO× (日本) |
ライト級/5分3R | ||
○ボビー・グリーン (米国) |
3R終了 判定 詳細はコチラ |
マット・ライスハウス× (米国) |