【Bellator127】メインカード2試合が契約体重に。復帰戦=ストラウス、対戦相手ウィルコックスは問題なく
【写真】ウィルコックスにとって、リーチが長く、テイクダウンディフェンスに長けたストラウス攻略は決して簡単ではない(C)BELLATOR
2日(金・現地時間)、3日(土・同)にカリフォルニア州テメキュラのペチャンガ・リゾート&カジノで開催されるBellator127の公開計量が行われた。ティエリー・ソクジュやサヤッド・アワッドがプレリミに回った同大会のメインは、元世界フェザー級王座ダニエル・ストラウスとジャスティン・ウィルコックスが対戦する一戦だ。
今やパトリシオ・フレイレが頂点に立つベラトール・フェザー級戦線で、ストラウスは前王者のパット・カーランを昨年11月に破りベルトをその腰に巻いたことがった。しかし、今年3月の初防衛戦で終盤まで試合をリードしながら、残り14秒でRNCによってタップ。カーランにリベンジを許している。7ヶ月振りの復帰戦の相手ウィルコックスは、昨年9月にベラトール初陣でアコップ・ステパーニャンのローでKO負け寸前に追い込まれながら、大逆転のRNCを極め、その後も継続参戦となっている。
いわばRNCで大逆転された者と、逆転した者の対戦、ウィルコックスのベラトール以前の主戦場はStrikeforceで、現ベラトールCEOのスコット・コーカーにとって、期待のライト級選手だった時代がある。時は流れ、ベラトールのフェザー級ファイターとして戦うウィルコックスだが、ストラウスは手強い相手だ。長いリーチを生かしたボクシング技術を持つレスラー、いわばディフェンシブ・アタッカー系で相手の攻撃を封じ込めるために打撃を使い、テイクダウンは徹底して切っていく。気が付けば手数とラウンド終了間際のテイクダウンでラウンドを制す試合巧者、ウィルコックスは追い足と、いかにケージに押し込めるかが大事になってくる。
両者ともリミット内で計量を済ませたメインとは対照的にセミのウェルター級戦はフェルナンド・ゴンザレスの計量失敗により、173ポンドの契約体重マッチに。バンタム級、所英男のベラトール初陣の相手にリストアップされた時期もあったロブ・エマーソンと対戦することとなったハファエル・シウバは、5月の暫定王座決定戦に続き体重オーバー。今回は前回ほどのショートノーティスではなかっただけに、申し開きのできない状況だ。2試合連続で計量ミスするファイターは、次戦では階級を上げるなどの規定がなければ、落とし損となる可能性が残る対戦相手が気の毒だ。
■ Bellator127 計量結果
<フェザー級/5分3R>
ダニエル・ストラウス:145.6ポンド(66.04キロ)
ジャスティン・ウィルコックス:145.6ポンド(66.04キロ)
<173ポンド契約/5分3R>
カロ・パリシアン:169.1ポンド(76.70キロ)
フェルナンド・ゴンザレス:172.3ポンド(78.16キロ)
<138ポンド契約/5分3R>
ロブ・エマーソン:134.9ポンド(61.19キロ)
ハファエル・シウバ:137.6ポンド(62.42キロ)
<ミドル級/5分3R>
ケンドール・グローブ:186ポンド(84.37キロ)
クリスチャン・ムプンブ:184.6ポンド(83.73キロ)
<バンタム級/5分3R>
ショーン・バンチ:135.7ポンド(61.55キロ)
デイビッド・デュラン:135.3ポンド(61.37キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・モガダム:205.8ポンド(93.35キロ)
レイ・スローン:202.4ポンド(91.81キロ)
<ライト級/5分3R>
サヤッド・アワッド:156.3ポンド(70.90キロ)
セルジオ・リオス:155.6ポンド(70.58キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
ティエリー・ソクジュ:205ポンド(92.99キロ)
マリク・メラッド:203.6ポンド(92.35キロ)
<ミドル級/5分3R>
キース・ベリー:185.8ポンド(84.28キロ)
ジョー・パチェコ:186.2ポンド(84.46キロ)
<177ポンド契約/5分3R>
ジョニー・シスネロス:176.8ポンド(80.20キロ)
リッキー・レイニー:177ポンド(80.29キロ)
<ウェルター級/5分3R>
ジャスティン・ベースマン:171ポンド(77.57キロ)
ジョニー・メルクリオ:170.7ポンド(77.43キロ)