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【UFN52】Media Day 03 菊野克紀 「家の前で型の練習をやっています」

Katsunori Kikuno【写真】初めてフェザー級、TUF15ファイターのサム・シシリア戦に挑む菊野克紀(C)GONGKAKUTOGI

17日(水)、東京都新宿区・新宿のヒルトン東京・菊苑の間で20日(土)に埼玉県さいたま市中央区さいたまスーパーアリーナ開催されるUFC Fight Night 52「Hunt vs Nelson」の記者会見が行われた。

プレリミ出場ファイター、メイン出場ファイターと2部構成でそれぞれの囲み会見も行われたメディアデーから、現在オクタゴン1勝1敗。勝負の3戦目でフェザー級転向を果たす、菊野克紀の囲み取材での言葉をお届けしたい。

菊野克紀
「自分が進化している部分は、試合を見ているファンの方も分かると思います。構えにしても、明らかにイメージが違ってきています。スパーリング・パートナーたちも良いと言ってくれています。自由に動けるようになりました。前回の試合ではファーガソン選手と打ち合って、最初は打ち勝てました。でも、そこで彼は戦い方を変えて自分のスタイルに持ち込みました。対して僕は自分のスタイルに変えることなく、応用ができなかったです。別のスタイルを出せない、そういう自由度がなかったです。なので、今回はもっと自由にどんなスタイルにも対応できるように練習してきました。

試合では上手くいかないことなんていくらでもあるので、その時に対応できるための練習を積んできたつもりです。状況を考えての準備もしましたし、ただどの場合でも一つのことだけではなく、これもできる、あれもできるという風に自由に回転、発想できるように練習に取り組みました。前の試合は完敗でした。僕が弱かった、足りなかったのでそこを埋めてきました。

初めてのフェザー級なので、いろいろしんどかったですけど、日本での試合で家族、仲間のサポートを受けることができて助かりました。減量は最後、今厳しいところですけど、ちゃんとやります。

沖縄拳法空手の練習は板橋区の体育館での全体練習以外に、アライアンスでミット練習をさせてもらうようになり増えました。あとは家の前で型をやっています。型とか武器術ですね。それこそ沖縄拳法空手は武術なので、1対1を想定しているだけではなく、相手が武器を持っていることもある。その場を生き残るために、沖縄拳法空手そもそも自由な発想に基づいているモノで、僕はMMAで勝つために沖縄拳法空手をやっています。空手で倒したいとか、MMAで勝つためには邪魔な発想は排除しています。

サム・シシリア選手はパンチが強い。思い切り振り回してくる選手なので、そこに気を付けて、ビビらないことですね。覚悟して臨みたいです。自分が勝っている部分? う~ん、そうですね、打撃も寝技も全部勝っています。ビビらないこと、相手にペースを握らせないで戦いたいです」(要約)

■UFN52対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
マーク・ハント(ニュージーランド/6位)
ロイ・ネルソン(米国/8位)

<ライト級/5分3R>
マイルズ・ジュリー(米国/9位)
五味隆典(日本)

<ウェルター級/5分3R>
秋山成勲(日本)
アミール・サダロー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ミーシャ・テイト(米国/2位)
中井りん(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ストラッサー起一(日本)
リチャード・ウォルシュ(豪州)

<バンタム級/5分3R>
堀口恭司(日本/14位)
ジョン・デロス・レジェス(グアム)

<バンタム級/5分3R>
アレックス・カサレス(米国/10位)
金原正徳(日本)

<フェザー級/5分3R>
菊野克紀(日本)
サム・シシリア(米国)

<ウェルター級/5分3R>
イム・ヒュンギュ(韓国)
佐藤豪則(日本)

<バンタム級/5分3R>
田中路教(日本)
カン・ギョンホ(韓国)

<ライト級/5分3R>
徳留一樹(日本)
ジョニー・ケース(米国)

<フェザー級/5分3R>
マキシモ・ブランコ(ベネズエラ)
ダン・フッカー(ニュージーランド)

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