【TFC22】カンザスのタイタンFCで、アンソニー・ジョンソンが復帰戦
【写真】資質的にはミドル級でもトップ戦線に加わることができるアンソニー・ジョンソン。その何を考えているか解り辛い視線も怖いファイターだ (C) MMAPLANET
25日(金・現地時間)にカンザス州カンザスシティをベースとする中堅プロモーション、Titan Fighting Championship 22度目の大会が開催される。06年に活動開始し、昨年よりHDNetで中継されるようになったTFCでは、ティム・シルビア、ボビー・ラシュリーなどメジャーを離脱したトップファイターをメインに登用しコア・ファンの注目を集めている。
3月に行われた2012年第一弾のメインはSRCやUFCで活躍したジョルジ・サンチアゴが登場、同じブラジリアンのレオナルド・ピカーニャを1R TKOで下している。今回、カンザスシティ・メモリアルホールで開かれるイベントのメインもUFC離脱組対決、アンソニー・ジョンソン×デヴィッド・ブランクが組まれている。
鋭い打撃と強靭なフィジカルを武器にUFCでも7勝4敗という好成績を残しているジョンソンだが、計量失敗の常習者でウェルター級からミドル級に転向、その第1戦となった今年1月のUFCリオ大会でも減量に失敗し、197ポンド契約でヴィトー・ベウフォートと戦いUFCをリリースされた。その後は同じ中継プロモーション上位のシャーク・ファイツなどで連勝中、今回がTFCデビューとなる。
【写真】デヴィッド・ブランチは、4月にMMAPLANETでお届けしたUS出稽古紀行中、ヘンゾ・グレイシー・アカデミーでのグラップリング、MMAクラスで日本勢と遭遇。組み技スパーで久米鷹介をウェルター級以上のファイターだと思い込み、MMAスパーではパワーで押しまくっていた。練習後、久米がライト級と知り、平身低頭して詫びていた姿が印象深い、ナイスガイだ(C) MMAPLANET
クラシックなストライカー×グラップラー対決といえる対戦だが、ヘンゾの黒帯ブランクとしては寝技に持ち込まなければ苦戦は避けられない。一方、ジョンソンはかつてヒーガン・マチャドの下で組み技を学んでいた経験もあり、トータル面でジョンソンが一歩リードしているメインといえそうだ。
セミ以下にズラリと並んだバンタム級マッチには、WECベテランのLC・デイビス、PRIDE武士道で五味隆典と対戦経験があり、BFC以下AOW、WEF、MFCなど中堅プロモーションで活動を続けるファビオ・メーロがBFCで一時脚光を浴びたニック・ママリスと対戦するなど、チェックしておいて損のないカードが多い。メジャー復活を目指すファイターたちの生き残りを賭けたファイトが熱くなる公算、大だ。
■TFC22主な対戦カード
<ミドル級/5分3R>
アンソニー・ジョンソン(米国)
デヴィッド・ブランク(米国)
<バンタム級/5分3R>
LC・デイビス(米国)
ビル・ケマリー(米国)
<バンタム級/5分3R>
ホセ・ヴェガ(米国)
アンドリュー・ワイトニー(米国)
<バンタム級/5分3R>
ファビオ・メーロ(ブラジル)
ニック・ママリリス(米国)
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