【It’s Showtime56】貫録の相打ち左フックKO勝ち、ダニエル・ギタ
<ヘビー級/3分3R>
ダニエル・ギタ(ルーマニア)
Def.2R by KO
ブライアン・ダウエス(オランダ)
ギタ・コールのなか、果敢に前に出ると思われたダウエスだが、パンチを振るってはクリンチを2度繰り返す。じっくりと構えたギタは、左ジャブ伸ばし、右ローを蹴り下ろす。ダウエスが顔面をしっかり守って、ワンツーからローを見せる。ギタもブロックの上から、左ハイを蹴り込む。左フックでバランスを崩したダウエスに、追撃の左ハイを見せたギタ。ダウエスも打ち返すが、左ミドルを受けて、体が固まる、思わずダウエスがクリンチを仕掛けたところで初回が終了した。
2R、左ミドルを見せて前に出たダウエスが、左を伸ばす。コーナーを背にしたギタは、珍しく左ローを放った直後にバランスを崩し、後方に倒れる。すると、ここでファールカップに不備があったダウエスが、レフェリーに装着しなおしを命じられるが、予想以上に時間を要してしまう。
再開後、左ミドルから右ハイを見せたギタは、ダウエスの左に左フックを合わせる。直後に両膝から崩れ落ち、後方に倒れ込んで気を失ったダウエス。イッツショータイム世界ヘビー級王者が、その貫録を見せつける相打ちKO勝利となった。