【BFC68】フェザー級T決勝マルロン・サンドロ×ストラウス、勝負の鍵
【写真】 シーズン6フェザー級トーナメント、準々決勝ではロバート・バルガスに1Rリアネイキドチョーク、準決勝はポポ・ベセーラにスプリット判定勝ちのマルロン・サンドロ。ダニエル・ストラウスを相手に、どのような勝負を挑むか(C)KEITH MILLS
11日(金・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのシーザース・ホテル&カジノで開催されるベラトールFC「Bellator68」では、シーズン6フェザー級トーナメント決勝マルロン・サンドロ×デニエル・ストラウスがメインで行われる。
2011サマーシーズン・フェザー級T決勝で、パット・カーランによもやのKO負けを喫したマルロン。そのカーランが、現BFC世界フェザー級王者の座に就いており、リベンジ+世界王座挑戦権を手にするまで、あと一歩と迫っている。第一挑戦権はシーズン4優勝も、負傷でタイトル戦を回避したパトリシオ・フレイレにあるが、そのフレイレに敗れシーズン4フェザー級T準優勝だったのが、対戦相手のストラウスだ。
SRCでの活躍もあり、サンドロ優位と見る声も高いが、ストラウスはレスリング・ベースで身体能力が高く、何よりも厄介なのが負けないファイトを心掛ける点だ。打撃は打ち勝つという展開まで持ちこまず、決して打ち負けない。そして、テイクダウンでポイントを稼ぐ。
ある意味、フィニッシュを信条とするファイターにとっては、最も厄介なスタイルの持ち主といえるストラウス。マルロンもトーナメントファイナルとあって、より慎重に負けられない試合に徹することも考えられる。
マルロン・サイドからすると、踏み込んだパンチでテイクダウン、打撃といずれにせよカウンターを取られるのは避けたい。その一方でマルロンのカウンターといえば、ストラウスがドライブしてきたところで、スタンドの肩固めなど、立ち技での絞め、あるいはそこを起点に寝技でトップを奪うところか。
グラウンドになれば、抑えこみ重視のハーフから、今度は寝技での肩固めへというフィニッシュを持つマルロンだけに、組みつかれ際、あるいはケージ・レスリングの最中での仕掛けに注目したい。
■主なBFC68対戦カード
<フェザー級トーナメント決勝/5分3R>
マルロン・サンドロ(ブラジル)
ダニエル・ストラウス(米国)
<バンタム級トーナメント準決勝/5分3R>
トラビス・マークス(米国)
マルコ・ロウロ(ブラジル)
<230ポンド契約/5分3R>
カルメロ・マレロ(米国)
セス・ペトルゼリ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
マリウス・ザロムスキー(リトアニア)
ワーチム・スプリットウルフ(米国)
<ライト級/5分3R>
マルチン・ヘルド(ポーランド)
デリック・ケニントン(米国)