【TUF8】フィナーレ大会のラインナップ決定
3日(水・現地時間)にスパイクTVで『The Ultimate Fighter Season 8』のエピソード11と12が中継され、4名の決勝戦進出者が伝えられた。そして、このTVプログラムの終了を待って、13日(土・同)にラスベガスのザ・パールで行われる『TUF8 Finale』の全対戦カードが発表された。
【写真】元同門、ソジンスキーを腕十字で下し、ファイナル進出を決めたマガリャエス。収録終了から5ヶ月間で、どれだけスタンドの打撃戦で力をつけているか (C) ZUFFA
ライト級とライトヘビー級ファイナルを含め、10試合中、実に8試合がTUF8出演者同士のカードとなった本大会。TUF8の充実度合いが表れたラインナップとなったが、ちなみに前回のTUF7のフィナーレは、全10試合中、TUF参加者の出場は5名、決勝戦を含めTUF勢同士の対戦は僅か2試合だった。
【写真】マガリャエスと対戦するのは、“オールアメリカン・レスラー”ライアン・バダー。そのMMAキャリアは8戦8勝だ (C) ZUFFA
柔術世界王者ヴィニー・マガリャエス、カナダのTKOとミネソタ州のICCヘビー級王者で、IFLでもLAアナコンダズに所属していたクリストフ・ソジンスキー、柔術パンナム大会やグラップラーズ・クエストで数多くのタイトルを奪取し、MMAでもコロラド州のリングオブファイアーのライトヘビー級王者となっているエリオット・マーシャル。MMAキャリア8戦8勝のオールアメリカン・レスラー、ライアン・バダーらが参加し、シーズン1を彷彿させる盛り上がりを見せたライトヘビー級。
決勝進出を決めたマガリャエスは、チーム・クエストからエクストリーム・クートゥアーにジムを移し、バダーはWEC世界ライト級王者ジェイミー・バーナー、ドリュー・フィケットらとともに、アリゾナ・コンバット・クラブで決戦に備えている。
【写真】卓越したグラップングの技術を持っているエスクデロは、アリゾナ・コンバット・クラブの所属 (C) ZUFFA
ライト級ファイナリストは、エフライン・エスクデロとフィリップ・ノヴァー。メキシコ移民のエスクデロは、バダーと同じアリゾナ・コンバット・クラブに所属しているレスリングがベースのファイターだ。
そのエスクデロと対戦するノヴァーは、NY出身のフィリピーノ。幼少のころから空手とカンフーを学び、その後はムエタイへ。ヘンゾ・グレイシーの下で柔術茶帯を取得しているオールラウンダーで、アトランティックシティを基盤におく、リング・オブ・コンバット時代から将来を嘱望されてきたトータルファイターだ。
【写真】幼少から空手、カンフー、ムエタイを、ヘンゾの下で柔術を学んだノヴァー (C) ZUFFA
ここ2シーズン低調だったTUFにとって、久方ぶりにゴールデン・ボーイの誕生が予想されるシーズン8フィナーレ。なお、この他、8試合中6試合で組まれたTUF8勢の試合は、ある意味、新たなるサバイバル戦の幕開けといっていい。
中でも注目は、ライト級で準決勝敗退したトラブルメーカー=ジュニー・ブローウィング。LIVE中継のオープニングアクトに抜擢され、デイブ・カプランと対戦。ブローウィングもまた、エクストリーム・クートゥアーに籍を移し、新たなる船出に備えているのだ。
■当日のラインナップは以下の通り。
<TUF8ライト級決勝/5分3R>
フィリップ・ノヴァー(米国)
エフライン・エスクデロ(米国)
<TUF8ライトヘビー級決勝/5分3R>
ライアン・バダー(米国)
ヴィニー・マガリャエス(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
ジェイソン・マクドナルド(カナダ)
ウィルソン・ゴヘイア(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
ケビン・バーンズ(米国)
アンソニー・ジョンソン(米国)
<ライト級/5分3R>
ジュリー・ブローウィング(米国)=TUF8ベスト4
デイブ・カプラン(米国)=TUF8ベスト8
<ライトヘビー級/5分3R>
クリジストフ・ソジンスキー(カナダ)=TUF8ベスト4
シェーン・プライム(米国)=TUF8ベスト8
<ライトヘビー級/5分3R>
エリオット・マーシャル(米国)=TUF8ベスト4
ジュールス・ブルーシェス(米国)=TUF8ベスト8
<ライトヘビー級/5分3R>
カイル・キングスベリー(米国)=TUF8ベスト8
トム・ローラー(米国)=TUF8ベスト8
<ライト級/5分3R>
ジョージ・ループ(米国)=TUF8ベスト4
シェーン・ネルソン(米国)=TUF8ベスト8
<ライト級/5分3R>
ジョン・ポラコウスキー(米国)=TUF8ベスト8
ロナルド・デルガド(米国)=TUF8ベスト8