【UFN43】流れるような腕十字でマーコートがテフナを破る
<ミドル級/5分5R>
ネイト・マーコート(米国)
Def.1R4分34秒by 腕十字
ジェイムズ・テフナ(豪州/14位※)
大テフナ・コールのなか試合はスタート。マーコートが右ストレートから蹴り技で距離を取ろうとする。組みに行ったテフナだが、マーコートの右ヒザを顔面にモロに受ける。テフナは崩れ落ちながらダブルレッグでスラムを狙うも、マーコートは着地して首投げでトップを瞬時にして奪う。インサイドからエルボーを落すマーコートが足を一本抜く。肩固め狙いのマーコートに対し、テフナは右腕を差し、続く上体を起こして放たれたエルボーに左腕を差し上げて立ち上がる。
スタンドでもエルボーを入れるマーコートをケージに押し込み、ショートのアッパーを2発、ヒザ蹴りを放つテフナ。マーコートは体を入れかえると、テフナのテイクダウン狙いを潰してマウントを奪う。顔面を真っ赤に染めたテフナにマーコートが細かいパンチを入れる。テフナはシザースからブリッジ、前方にマーコートを落そうとする。マーコートは、この動きを利用しキムラロックから頭をついて前方回転。テフナが上になると同時に、左腕が伸び切りタップする。大歓声の状態は一瞬にして、水を打ったように静まり返った。「腕十字は作戦じゃない。流れのなかで出た」と言うマーコート、3年3カ月振りにミドル級で勝利を挙げた。
※ライトヘビー級