【Glory17】フェザー級T優勝はカナダのゲイブリエル・バルガに
【写真】疲れが目立つなか、動きがオブロンスキーほど落ちなかったバルガがトーナメントを制した(C)James Law/GLORY Sports International
<フェザー級コンテンダーT決勝/3分3R>
ゲイブリエル・バルガ(カナダ/5位)
Def.3-0:30-27, 30-27, 29-28
シェーン・オブロンスキー(米国/9位)
左ローを繰り出すオブロンスキー、身長で負けていないバルガだが左ミドルからボディにヒザを受ける。バルガは左ボディフックから前蹴りを顔面に突き刺す。オブロンスキーはロングフックとミドル、さらに首相撲からヒザ蹴りで前に出る。ショートを連打し、ラッシュを仕掛けたオブロンスキーに対し、これを凌いだバルガは攻め疲れ気味をつき逆襲へ。終盤には左フックを打ち抜き、攻勢に出た。
2R、スピニングバックフィストをいきなり打ち込んだバルガ。一瞬怯んだオブロンスキーだが、下がらず打ち返す。バルガは後ろ回し蹴りと回転系の技でオブロンスキーを攻め立てる。オブロンスキーもワンツーからローを返すが、左ストレートを受けて体がロープの外に出そうに。左ジャブから右フック、左ハイを見せたバルガに対し、オブロンスキーが蹴り足をキャッチして押し倒す。バルガは右ストレートをヒットさせ、続く跳びヒザは空振りに終わるもオブロンスキーをコーナー、あるいはロープに押し込んで攻勢を続ける。最後はローの打ち合いとなった2R、バルガが取ったか。
最終回、バルガは右ローから左フック、前蹴り。オブロンスキーはバルガのスピニングバックフィストをブロックし、右を伸ばす。ボディから頭を抱えてアッパーを連打、さらに首相撲からヒザをオブロンスキーが見せる。リング中央での主導権争い、バルガはロー2発、オブロンスキーがヒザをボディに見舞う。疲れて体の軸が乱れる両者、オブロンスキーはロングフックが見られなくなった。バルガの回転バック拳もクリーンヒットはない。と、残り20秒でバルガが右をヒット。オブロンスキーもワンツーからローを放ち意地を見せる。ここで3Rが終了し、フェザー級コンテンダーTはバルガに凱歌が挙がった。