【Special】初来日ヘイゾン・グレイシーからメッセージ
【写真】グレイシー柔術創始者カーロス・グレイシ―、21人の子供(息子が12人、娘が9人)のうちでヘイゾンは7番目に生まれた。1942年2月28日生まれの72歳、柔術九段で赤帯を巻く。ヘイゾンはこの日、インドの天才少年アクリト・ジャスワル(7歳で外科手術を行った)のTシャツを着ていた…… (C)MMAPLNET
21日(水)、25日(日)に東京都台東区・台東リバーサイド・センターで開催されるヘイゾン・グレイシー・カップ(柔術&ADCCトーナメント/IF-PROJECT主宰)の主賓として、前夜に初来日を果たしたばかり、国際連盟認定の最高位赤帯九段を巻くヘイゾン・グレイシー。IF-PROJECTではデラヒーバ・カップを毎年開催してきたが、ヒカルド・デラヒーバと親しいヘイゾンは常に「柔術発祥の地、日本に死ぬまでに一度行きたい」と漏らしていたという。待望の初来日を果たしたヘイゾンは、以下のように日本への感謝の言葉、そして大会出場選手へのメッセージを語ってくれた。
ヘイゾン・グレイシー
「日本にやってきたのは初めてです。ずっと日本を訪れたいと、今日まで思って来ていました。グレイシー一族は皆、日本の人々に感謝の言葉を伝えたくて日本にやってきたいと思っています。グレイシーはブラジルで生まれました。しかし、日本は我々にとって第2の故郷です。ミツヨ・マエダ(前田光世)が柔術をグレイシー一族に伝えてくれたからです。我々にとってブラジルと日本が母国なんです。
コパ・ヘイゾン・グレイシーを開いていただき、本当に光栄なことです。日本の人々に感謝の言葉を伝えることができます。私の人生で本当に大切な時を迎えることができました。柔術のフィロソフィーを私たちグレイシー・ファミリーに与えてくれて本当にありがとうございます。
コパ・ヘイゾン・グレイシーに参加する柔術家の人々へ。柔術はただ試合でありません。人生です。試合で受けるプレッシャー、危ない場面、全て実生活に起ることです。試合で頑張ることは、人生で頑張ることに通じます。試合だけでなく、柔術の試合に出ることを人生に役立ててください。日曜日に会場でお会いしましょう」
今回、ヘイゾンを招聘したIF-RROJECTの安井代表は「デラヒーバの紹介もありましたし、グレイシー直系の赤帯のマスターに日本に来ていただくことは、日本の柔術界にとっても貴重な経験となる」とその理由を語る。IF-PROJECTではヘイゾン・グレイシーのセミナーを5月28日(水)まで受け付けている。1947年、5歳の時から67年間、柔術とともに生きてきたヘイゾンの匠の術に触れる貴重な機会をぜひお見逃しなく。なお、セミナーはinfo@if-pro.comからお申込みを。