【RFC06】しっかりと修正、大山左ストレートで王者に
<RFC初代ミドル級王座決定トーナメント決勝/5分3R>
大山峻護(日本)
Def.1R2分19秒by TKO
ソン・ヘソック(韓国)
【写真】一回戦から、しっかりとアジャストをしてきた大山が、王座戴冠と目標としてきた戦績イーブンを実現させた(C)MMAPLANET
じっくりと距離を測る両者。大山にはセコンドから、「当たらなくてもいいからジャブを出して」という指示が飛ぶ。右ジャブを繰り出すことで、練習の動き、戦い方を思い出した大山は、ソン・ヘソックの振り回し系の左フックを警戒しつつ、右や左を合わせて、試合のペースを握る。
大山はケージ中央でソン・ヘソックの左に対し、左ストレートを合わせると、この一発でダウンを奪う。背中を向けたソン・ヘソックに覆いかぶさり、起き上がれないようにしてパンチを連打する大山。動きを止めたソン・ヘソックだが、レフェリーは試合を止めない。大山は拳を落すことを止めて、レフェリーにアピール。と同時に、ソン・ヘソックがタップの意思表示をして、大山のTKO勝ちが決まった。
館内は静まり返ったが、ブーイングも一切起こらず、優勝セレモニーでは大山にも温かい声援が送られた。