この星の格闘技を追いかける

【ROC38】ウェルター級王者も交代、新王者はタレブに

2011.11.19

<ROC級ウェルター級選手権試合/5分3R>
ノルジーヌ・タレブ(カナダ)
Def.2R0分55秒 by TKO
ピート・セル(米国)

観客の声援が一際大きくなったドラゴ・セルの入場。長身のタレブが、左ミドルを蹴り込む。ダブルレッグを狙ったセルに対し、タレブはスプロールから立ち上がってボディにヒザを蹴り上げる。

ケージにセルを押し込んだタレブ。セルが態勢を入れ替えようとすると、足払い、さらにクリンチ・アッパー&ヒザ蹴りで攻め込む。レフェリーのブレイク後、試合がケージ中央に戻ると、セルは大きく踏み込んでパンチを放つ。これをよけたタレブが、勢いのある右ハイを放っていった。


流れが挑戦者に傾きつつあるなか、セルはタレブの左を受け、一瞬動きが止まる。USAコールを受け、果敢に左から右を打ち込むセラだが、タレブはパンチをよけて組みつくと、そのままテイクダウンへ。

セルの立ち上がる瞬間にヒザ蹴り、さらに右ミドルを見せるタレブ。セルはややスピード感に欠けるか。左へ回りながら、真っ直ぐ前に出てきてパンチ、蹴りを放つセルの攻撃は距離をとったタレブの前に空を切るのみ。

タレブはラウンド終了直前に、ジャンピングニーを見せ、攻勢の初回を戦い終えた。

2R、ガードを固めるセルに、初回同様右ハイを見せるタレブ。プレッシャーを与え、距離を詰めると左ローをセルの右足に蹴り込んでいく。

懸命に距離を詰めようとしたセルだが、タレブは一旦ステップバックして、すぐに前に出ると右ストレート一閃。この一発で後方に倒れ込んだセルに、タレブがパウンドで追い討ちをかけてTKO勝ち。この日、2階級目の王座交代劇が見られた。

PR
PR

Movie