【BFC59】ライモン・グッド、シーズン6出場賭けて原点回帰
24日(火・現地時間)、ベラトールFCより、11月26日(土・同)にニュージャージー州シーザース・アトランティックシティで開催されるBFC59に初代BFC世界ウェルター級王者ライモン・グッドが出場、シーズン6ウェルター級トーナメント出場を賭けて、ブラジルのミシェウ・コスタと対戦することが発表された。
【写真】今では珍しいタイプになりつつある、ガッチガッチのマッスル・ボディを持つライモン・グッド。次期シリーズ出場を賭けてミシェウ・コスタと戦う (C) Jeff Sherdog
ニュージャージー州のお隣、ニューヨークのスパニッシュ・ハーレムで生まれ育ったグッドは、今もマンハッタンのタイガー・シャウマンの下でトレーニング、そして指導を行っている半御当地ファイターだ。そのグッド、ラテン系路線だったBFCシーズン1ウェルター級トーナメントで優勝し、初代BFC世界ウェルター級王者に輝くも、初防衛戦でベン・アスクレンに敗れ、ベルトを失っている。
シーズン4ウェルター級トーナメントでは、初戦でクリス・ロザーノを下したが、準決勝でリック・ホーンに敗れており、MMA戦績は11勝2敗、筋肉質のボディを武器にテイクダウンからトップキープ、パウンド攻撃を得意とするグッドだが、師匠のタイガー・シャウマンは全米を代表するフルコンタクト空手家で、本来はスタンドの打撃主体のファイターだった。
「前回の敗北により、本当にトップ戦線に返り咲きたいと思うようになった。新しいライモン・グッドを見ることになると同時に、それはかつてのライモン・グッドでもある。かつてファイターとして、自分に欠かせなかったモノを失っていたことに気付いた。原点に戻る必要がある。以前のように、思い切り相手を殴り飛ばして勝つ、そんな戦い方を思い出したんだ」とグッドは今回の試合について、豊富を語っている。
そんなグッドの対戦相手は、かつてシュートボクセの有望株といわれたミシェウだ。ハファエル・コルデイロの指導の下、全盛期のシュートボクセで頭角を表したミシェウだが、現在はラスベガスに移り住み、ヴァンジ・ファイトチームに所属している。ヴァンダレイ・シウバ、そしてシウバのコーチを再び務めるようになったコルデイロの指導を再び受けるミシェウ、戦極では2連敗で結果を残せなかっただけに、準メジャー=BFCでは結果を残したいところだ。
同大会のメインはバンタム級トーナメント決勝=アレックス・ヴィラ×ドゥドゥ・ダンタス戦が組まれており、加えて東部在住元UFCファイターからカート・ペルグリーノ、TUFシーズン8準優勝のフィリップ・ノヴァーがBFCに初参戦。それぞれブラジルのパトリッキー・フレイレ、ポーランドのマーチン・ヘルドと戦うことも決まっている。
■BFC59主な対戦カード
<バンタム級トーナメント決勝/5分3R>
アレックス・ヴィラ(キューバ)
エドゥアウド・ダンタス(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
カート・ベルグリーノ(米国)
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
フィリップ・ノヴァー(米国)
マーチン・ヘルド(ポーランド)
<ウェルター級/5分3R>
ライモン・グッド(米国)
ミシェウ・コスタ(ブラジル)