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【UFC135】ブラウン、スタミナ切れも判定勝利

2011.09.25

<ヘビー級/5分3R>
トラビス・ブラウン(米国)
Def.判定3-0:30-27、30-27、30-27
ロブ・ブロートン(英国)

長いリーチを生かし、ロングレンジから踏み込んでパンチを放っていくブラウン。ブロートンはこれを待ち受けて、左のジャブを伸ばすが、上半身の柔らかいブラウンは、少ない動きでかわしていく。

左から右を懸命に伸ばすが、ブラウンはサークリングで距離をとってかわし、右ローを蹴り込む。ブロートンが前に出れば、ブラウンが下がりながら攻撃するという展開が続く。ブラウンの右ローでブロートンの体が崩れる。続く右ストレートで、動きが止まり、不発に終わったフランイングニーでケージに押し込まれた。

残り30秒、シングルレッグからテイクダウンに成功し、マウント&ハーフガードからパウンド+エルボーを落としたブラウンが、初回をリードした。2R、ブロートンのパンチを見切っているブラウンは、前蹴りを繰り出すもこれは空振りに。再びローを入れたブラウンが慎重に攻め、右回りを続ける。ここでブラウンは左右のフックから首相撲、そしてヒザを連打し、ケージにブロートンを押し込む。


余裕の試合展開ながら、フィニッシュにいかないブラウンは、再びシングルでテイクダウンを奪うとマウント奪取する。パンチを落としバックに回りこみ、残り10秒、トップをキープした。3R、ブラウンは下がりながら手を出すという戦法を選択した裏で、相当スタミナを切らしているようだ。

そのブラウンはシングルでテイクダウンを3度奪うや、強烈なローを落とし、その後はトップキープに。動きが落ちたブラウンはマウントを奪取すると、ブロートンが腕で手繰ってロールし足を戻す。そのままキムラアームロックを仕掛けたブロートンをブラウンがパスしてバックに回りこんだ。

高度1600メートルでのファイトの影響か、ブラウンは完全にスタミナ切れを起こしながら、劣勢になることなく15分間を闘い抜き、判定勝ちを収めた。

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