【Interview】ドゥドゥ・ダンタス「ウォーレンと戦いたい」
24日(土・現地時間)にオハイオ州カントン・メモリアルシビックセンターで行われるBFC51。シーズン5バンタム級トーナメント準々決勝が行われる同大会にエドゥアウド・ダンタスが出場する。
【写真】童顔、そして可愛らしい顔をして、えげつないことも平気でできるドゥドゥ・ダンタス。BFCで成功へのきっかけを掴むことができるか(C) MMAPLANET
ノヴァウニオンのプリンスが米国デビューを前にトーナメント、かつてのライバル上田将勝について語った。
――BFCシーズン5バンタム級トーナメント出場へ向け、名門ノヴァウニオンで相当なトレーニングを積んできたようですね。
「徹底的にレスリングとフィジカルを鍛えたよ。米国で戦い成功を収めるには、この2点を強化するのが絶対条件だからね」
――それは初戦のウィルソン・ヘイス戦ではなく、その後のトーナメントや、あるいはトーナメント以降の将来を見据えてということですね。
「そうだね。トーナメントも最初はジョー・ソトと戦う予定だったから、レスリングの強化は絶対だったんだけど、TPFの試合でKO負けしてしまったから、柔術家のウィルソン・ヘイスと戦うことになった」
――米国デビュー戦で、ブラジル人相手になってしまいました。
「全く構わないよ。MMAで戦うようになってから、日本人以外は常にブラジル人と戦ってきた。何も変わらないよ」
――ウィルソン・ヘイスは、ハーフガードからの攻撃が得意な選手です。
「僕は13歳の時から、柔術の練習をしている。ウィルソン・ヘイスが柔術のどんな技で仕掛けてこようが、全く問題ない。彼がボクシングで攻めてきた方が驚くけど、普通に柔術で攻めてくるなら、望むところだよ。
僕は軽量級最強のトレーニング・パートナーが揃っている、ノヴァウニオンで練習している。これ以上の練習環境はないからね」
――練習を見せてもらいましたが、打撃も相当伸びていますね。
「立ち技は自分でいうのもなんだけど、鍛えこんでいるよ。ボクシングはクラウジオ・コヘーリョのところでもやっているし、今、ノヴァウニオンは優秀なストライカーが揃っているからね」
――今回の8人トーナメントで、最もタフな対戦相手になるのは誰だと考えていますか。
「初戦を勝ち抜けば、準決勝で戦うことになるだろうアレックス・ヴィラとジョー・ウォーレンの勝者だね。できれば、ジョー・ウォーレンに勝ち上がってきた欲しい。
ノヴァのマルコ・ロウロに判定勝ちをしているから、僕がロウロのリベンジを果たしたい」
――確かにウォーレンもヴィラも現王者のザック・マコウスキーよりも、強そうな感じがします。
「マコウスキーも良いファイターだよ。ただ、ウォーレンとヴィラのレスリングはレベルが違うところにある。だから、僕もレスリングを磨いてきた。彼らが僕と戦ったとき、きっと驚くことになるよ」
――かつて修斗で世界戦を行った上田将勝選手が、マナウスでホイラー・グレイシー選手と70キロで戦います。
「ウエダが70キロで戦うなんて信じられない。何があったんだと思うよ(笑)。それでも、ウエダが立ち技でホイラーに勝つだろう。寝技はホイラーの方が上だけどね。
ウエダはUFCで戦う力を持っている。問題は、米国のファンはもっと打撃戦が見たいということ。ウエダはグラップリングが多いファイターだからね。でも、僕ら二人がまた大きなステージで戦うことになれば嬉しいね。70キロでは戦わないけどね(笑)。
前は日本で戦ったけど、ブラジルで戦えば負けることはない。日本だと、試合前はパスタしか食べることができなかったから(笑)」
■BFC51バンタム級トーナメント対戦カード
<バンタム級トーナメント準々決勝/5分3R>
ジョー・ウォーレン(米国)
アレクシス・ヴィラ(キューバ)
<バンタム級トーナメント準々決勝/5分3R>
ウィルソン・ヘイス(ブラジル)
エドゥアウド・ダンタス(ブラジル)
<バンタム級トーナメント準々決勝/5分3R>
チェイス・ビービ(米国)
マルコ・ロウロ(ブラジル)
<バンタム級トーナメント準々決勝/5分3R>
エド・ウェスト(米国)
ルイス・ノゲイラ(ブラジル)