【UFN】無名(?!)のニューカマー、ロペス&ペラルタに注目
UFC Fight Night Live「Shields vs Ellenberger」が、ニューオリンズのアーネス・N・メモリアル・コンベンションセンターで、17日(土・現地時間)に開かれる。ズッファのMMAイベントは5月末から7月第1週にかけて7大会が行われたが、このUFNも9月10日から10月8日の1カ月で6大会という過密スケジュールのなかの第2弾として開催される。
【写真】ケージを背にしてなお、首相撲から強烈なヒザ蹴りを突き上げるホルヘ・ロペス。パウンドは師匠よりも既に上か?! (C) MMAPLANET
これだけのイベント数となると、初出場のファイターにはなかなか目が届かないが、今大会にはプレリミ前半戦に、チョット気になる選手がUFC初出場を果たす。TUF13出演のジャスティン・エドワーズと対戦するホルヘ・ロペスは、キャリア11勝1敗でヴァンダレイ・シウバ率いるヴァンジ・ファイトチーム所属の22歳だ。
やや荒いが、豪快に前に出るスタイルで、今年に入ってからはTPFでワッチム・スピリットウルフとデイヴィッド・マーシャルを破っている。ウェルター級としては、ややスピード感に欠けるきらいはあるが、テイクダウンを切り、パンチを入れていくスタイルは、全盛期のヴァンダレイを思わせるものがある。ややもすれば大味に映るファイト内容だが、ツボにはまったときの爆発力は見ものだ。
【写真】高谷裕之に打ち負けないパンチ力の持ち主ロベルト・ペラルタが、UFCでどこまでやれるか。非常に気になるところだ (C) GONGKAKUTOGI
もう一人、注目したいのはフェザー級でマイク・ルーロと対戦するロベルト・ペラルタだ。ホンジュラス生まれのメキシカン、サンディエゴのアリーナMMAで腕を磨く彼は、メキシコやドミニカ共和国、さらにはホンジュラスでキャリアを重ねてきた。
日本のファンにとっては、今年4月のストライクフォースで、高谷裕之と対戦しスプリットながら、格上のDREAM王者を下している。その高谷戦では、入場時に毒マスクを被って出てくるという、非人道的な行為に出たファイターだ。
その高谷戦以外の13勝のうちTKO勝ちが11試合、2つの試合がサブミッションと、判定知らずで勝ち星を重ねてきた。ペラルタもまたロペス同様、倒されずに殴り勝つタイプのファイターだが、高谷を破った実績が、何の評価も期待もされない方こそ、日本の総合格闘技界にとって屈辱だ。日本の王者を破った実力は、いったいUFCフェザー級戦線でいか程のものなのか――、こういう視点でも気になるペレルタのUFC初陣だ。
■UFC Fight Night Live「Shields vs Ellenberger」全対戦カード
<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・シールズ(米国)
ジェイク・エレンバーガー(米国)
<ミドル級/5分3R>
コート・マクギー(米国)
ヤン・ドンイ(韓国)
<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ブルーキンズ(米国)
エリック・コウ(米国)
<ミドル級/5分3R>
アラン・ベルチャー(米国)
ジェイソン・マクドナルド(カナダ)
<ライト級/5分3R>
ヴァグネル・ホシャ(ブラジル)
コディ・マッケンジー(米国)
<ライト級/5分3R>
シェーマ―・ベイリー(米国)
エヴァン・ダナム(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ランス・ベノア(米国)
マット・リデル(米国)
<バンタム級/5分3R>
ケン・ストーン(米国)
ドニー・ウォルカー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
クレイ・ハービソン(米国)
セス・バクジンスキー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
マイク・スタンプ(米国)
TJ・ワルドバーガー(米国)
<フェザー級/5分3R>
マイク・ルーロ(米国)
ロベルト・ペラルタ(メキシコ)
<ウェルター級/5分3R>
ジャスティン・エドワーズ(米国)
ホルヘ・ロペス(米国)
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