【UFN】マクギー他TUF組に、試練のサバイバル・ロード
17日(土・現地時間)にニューオリンズで行われるUFC Fight Night Live「Shields vs Ellenberger」には、TUF出演ファイターが大挙出場している。2005年からSpikeで放送されるようになったリアリティTV形式のジ・アルティメット・ファイターは、シーズン1ライトヘビー決勝=フォレスト・グリフィン×ステファン・ボナー戦より、今につながるUFC人気を獲得した。
【写真】UFC2勝、キャリア全体では13勝1敗のカート・マクギー。ポテンシャルは十分に高いが、TUFウィナーの肩書から求められるレベルも高くなっている (C) GONGKAKUTOGI
TUFはその後も定番となり、年に2度ずつ、次回放送シリーズを含めると14度のシーズン収録が行われてきた。グリフィン、ラシャド・エヴァンズら世界王者を生み、シーズン1に出演したクリス・レーベン、ケニー・フロリアン、ミドル級優勝のディエゴ・サンチェスらは、今も特別な人気を獲得している。
シーズン4の復活シリーズを制したマット・セラはウェルター級王座に就き、シーズン5によって本格的なライト級時代が到来した。米英対抗のシーズン9、キンボ・スライス、ロイ・ネルソン、ブレンダン・シャウブが参加したシーズン10など、話題を振りまいてきたTUFだが、徐々に卒業生たちの活躍は尻つぼみ状態となっている。
今大会にはシーズン11優勝のカート・マクギー、12優勝のジョナサン・ブルーキンスが出場し、それぞれがヤン・ドンイ、エリック・コウと対戦する。彼らが、UFC1勝1敗のヤン、WECから通算4勝1敗のコウを相手にするように、初期シーズンのような特別扱いは少なくなりつつあるTUFウィナーたち。
【写真】ブルーキンスと戦うエリック・コウは、WEC~UFCと2試合連続ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを獲得している(C) GONGKAKUTOGI
UFCのレベルが上がれば上がるほど、生き残りは難しくなっており、優勝者のリリースも珍しくなくなってきている。そんなか、マクギーとブルーキンスがどのようなファイトを見せるか。特にブルーキンスは厳しい戦いが待っている。
プレリミナリーで戦うTUF出演者たちは、エヴァン・ダナムと対戦するシャーマー・ベイリーがTUF13のベスト4、TUF7のマチュー・リデルらは、TUF自体の印象やその後の活躍によって、ファンからも認識されているといえるだろう。
ただし、その他のメンバー、他の準々決勝敗退だったコディ・マッケンジー(12)、クレイ・ハービソン(13)、セス・バクジンスキー(11)、ジャスティン・エドワーズ(13)らは、中堅プロモーションで確かな戦績を残してきたファイターや、WECから移ってきたファイターと比較しても印象が薄い。
2011年度をもってSpikeとの契約が切れ、来年度からはFOXでTUFも中継されることになり、その内容も一新されることが決まった。新しいTUFの始まりは、これまでのTUF勢のお尻に火がついていることの表れでもあるからこそ、彼らはオクタゴンのなかで結果を残さなければならない。
■UFC Fight Night Live「Shields vs Ellenberger」全対戦カード
<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・シールズ(米国)
ジェイク・エレンバーガー(米国)
<ミドル級/5分3R>
コート・マクギー(米国)
ヤン・ドンイ(韓国)
<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ブルーキンズ(米国)
エリック・コウ(米国)
<ミドル級/5分3R>
アラン・ベルチャー(米国)
ジェイソン・マクドナルド(カナダ)
<ライト級/5分3R>
ヴァグネル・ホシャ(ブラジル)
コディ・マッケンジー(米国)
<ライト級/5分3R>
シェーマ―・ベイリー(米国)
エヴァン・ダナム(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ランス・ベノア(米国)
マット・リデル(米国)
<バンタム級/5分3R>
ケン・ストーン(米国)
ドニー・ウォルカー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
クレイ・ハービソン(米国)
セス・バクジンスキー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
マイク・スタンプ(米国)
TJ・ワルドバーガー(米国)
<フェザー級/5分3R>
マイク・ルーロ(米国)
ロベルト・ペラルタ(メキシコ)
<ウェルター級/5分3R>
ジャスティン・エドワーズ(米国)
ホルヘ・ロペス(米国)
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