ファイナルはバーネット×コーミエー、ジャカレは王座陥落
9月10日(土・現地時間)、米国オハイオ州シンシナティのUSバンク・アリーナでは、Strikeforce「World Grand Prix / Barnett vs Kharitonov」が開催された。
今大会では、2月のGP一回戦でエメリヤーエンコ・ヒョードル、アンドレイ・オルロフスキーをそれぞれ破ったアントニオ・ペイザォン・シウバ、セルゲイ・ハリトーノフ。そして、同じく6月の大会でブレッド・ロジャースを破ったジョシュ・バーネットに、ファブリシオ・ベルドゥムを下したアリスター・オーフレイムの代役=ダニエル・コーミエーを加えた4名による決勝進出を懸けた戦いが行われた。
メインでは、ハリトーノフの打撃に屈することなく、早々に組みついたバーネットがテイクダウンからマウントを奪取。エルボー&パウンドで背を向けたハリトーノフからバックを奪い、再びマウントに戻ったところで肩固めを極めたバーネットが圧倒的な強さで勝利を挙げた。
もう一つの準決勝戦では、開始からコーミエーの右により、ペイザォンがダウンをするや、ペイザォンはコーミエーの左ジャブでも腰が落ちそうになる。その後も、ペイザォンの寝技に付き合わなかったコーミエー。ケイン・ベラスケスとトレーニングをしているという自信が、番狂わせを齎したか、あのペイザォンからパンチによるKO勝ちを起こすとともに、MMA無傷の9連勝でGP決勝戦へと進み、バーネットと対戦することが決定した。
また、セミ前に行われたストライクフォース世界ミドル級選手権試合は、5Rの長丁場を制したルーク・ロックホールドがホナウド・ジャカレから王座を奪取。その他にも、キング・モーと対戦したホジャー・グレイシーが、1R4分過ぎ、モーのパンチを受け、キャンバスに崩れ落ち、MMA5戦目にして初黒星を喫した。さらに、今大会で米国デビューとなった真騎士ことマキシモ・ブランコは、パット・ヒーリーの前にリアネイキドチョークで無念の一本負けとなった。
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