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【UFC133】メンジバー×ペースは死力を尽くした好勝負に

2011.08.07

<138ポンド・キャッチウェイト/5分3R>
アイヴァン・メンジバー(カナダ)
Def.判定3-0:29-28、29-28、29-28
ニック・ペース(米国)

計量に失敗したメンジバーはペースにケージへと押し込まれたが、体勢を入れ替えて距離を取ると右ハイキックを繰り出す。小手を差した状態での投げの打ち合いだけでも、派手に体が宙を舞う両者。するとメンジバーの左ローがペースの急所を直撃する。

インターバル後、両者のパンチが交錯。メンジバーが前蹴りで距離を取る。組みついたペースは、インサイド・トリップでテイクダウンを奪うと、そのままパス狙いからバックへと回り込み、両足をフックする。

メンジバーは立ち上がってペースの手首を掴み、ディフェンスを試みる。これを切ったペースはフェイスロックでメンジバーを攻め込み、自ら着地する。メンジバーの打撃を冷静にかわすと優勢のまま初回を戦い終えた。


2R、強烈なローを入れたメンジバーは、右フックを顔面に打ち込む。左縦ヒジを見せたぺースに、メンジバーが右ローを連続して決める。前蹴りからワンツー、さらに距離が詰まっても打撃戦を繰り広げる両者。メンジバーの遠い距離からの右フックがペースの顔面を捉える。そのフックに左を合わせようとするペースに蹴りを織り交ぜた攻め、さらに右ボディフックで動きを止める。

ケージに詰まったペースに、ヒジを連続で見せるメンジバー。リズムに乗って手数が増えたメンジバーにペースは一気にテイクダウンへ持ち込みトップをキープ。ハーフからバランスを潰しにかかったペースは、そのままの状態で2Rを乗り切る。

3R、メンジバーのローに右を合わせようとするペース。打撃戦が続く中、再びメンジバーの蹴りがペースの急所を直撃してしまう。再開後、パンチの打ち合いのなかペースの首相撲からのヒザ蹴りで、メンジバーが左目を塞いでしまう。距離が掴めなく、下がり続けるメンジバー。追いかけるペースのフックが顔面を捉える。さらにジャンピングニーを突き上げたペース。懸命に立ち続けたメンジバー。死力を尽くした好勝負はジャッジ3者とも29-28でメンジバーを支持した。

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