ShoXCで無名の無敗戦士とヒョードルと戦った男が対決
10月10日(金・現地時間)、米国インディアナ州ハモンドのホースショー・カジノでは、EXC系人材育成大会としてもお馴染みとなった『ShoXC エリート・チャレンジャー・シリーズ』が開催されるが、大会前日となる9日(木・同)には公開計量が行われた。4日(土・同)のCBSライブ大会が、波乱続きも高視聴率を挙げたEXCだが、今大会はかなり地味目なメンバーとなっている。
【写真】随分と体の厚みが違うハーマン(左)とショール。このカードでSHOTIMEの中継があるのだから、やはり北米はMMAブームにある (C)Esther Lin /EXC
6月のハワイ大会でロン・ウォーターマンを破り11戦無敗となったデイブ・ハーマンがメイン登場となり、ミートトラックの愛称で親しまれているケリー・ショールと対戦。ショールは、かつてRINGS・KOKトーナメントに出場し、エメリヤーエンコ・ヒョードルに1回戦で敗れたことがある、知る人ぞ知るファイターだ。
そんなショールを下し、「ブレッド・ロジャースと戦いたい」というハーマン。試合前はラスベガスでフランク・ミアと練習したそうだが、特定のジムに所属せずトレーニングパートナーもいないという変わり種が、キンボの敗退、王者のステロイド陽性反応とプロテスト――、激動のEXCヘビー級戦線で浮上できるか、ハーマンにとって落とせない一戦だ。
今大会が行われるインディアナ州ハモンドは、シカゴのダウンタウンから車で30分ほどの距離にあり、州をまたぐがイーストシカゴと呼ばれる地域。2週間後の10月25日にはオールステート・アリーナでUFCが、また11月8日にはアメリカン・ファイト・リーグ入りしたアイアンハート・クラウンの初ケージ戦(ロクサン・モダフェリ×タラ・ラローサも行われる)が、UICパビリオンで行われるなど、にわかにMMAブームが起こっている。
そんなシカゴ近郊出身でTUFファイターになり損ねたジェイソン・グイダも今大会には出場し、マメド・カリドフというポーランド人ファイターと対戦する。「減量方法を変えたんだ。この試合が自分のキャリアで一番大切な試合になる」というグイダ。試合の1ヶ月前にTUFに出演しており、絶妙のタイミングでのEXCデビューとなる。
■対戦カード&計量結果は下記の通り
<第11試合 ヘビー級/5分3R>
デイブ・ハーマン(米国):243ポンド(110.2キロ)
ケリー・ショール(米国):261ポンド(118.3キロ)
<第10試合 ライトヘビー級/5分3R>
マメド・カリドフ(ポーランド):200ポンド(90.7キロ)
ジェイソン・グイダ(米国):204ポンド(92.5キロ)
<第9試合 ウェルター級/5分3R>
マイク・スタンフ(米国):172ポンド(78キロ)
アンソニー・ラプスリー(米国):171ポンド(77.5キロ)
<第8試合 ミドル級/5分3R>
アレキサンダー・シェレメンコ(ロシア):185ポンド(83.9キロ)
ロバート・マクダニエル(米国):184ポンド(83.4キロ)
<第7試合 ライト級/5分3R>
ラファエロ・オリベイラ(米国):161ポンド(73キロ)
ライル・ビアーボーン(米国):162ポンド(73.4キロ)
<第6試合 フェザー級/5分3R>
ジェイコブ・ヘイ(米国):141ポンド(63.9キロ)
ジャレッド・マクマホン(米国):140ポンド(63.5キロ)
<第5試合 ライト級/5分3R>
トランス・テイラー(米国):160ポンド(72.5キロ)
ジェフ・コックス(米国):160ポンド(72.5キロ)
<第4試合 フェザー級/5分3R>
オービル・スミス(米国):139ポンド(63キロ)
マット・ジャガース(米国):141ポンド(63.9キロ)
<第3試合 175ポンド契約/5分3R>
ティウォン・ハワード(米国):175ポンド(79.3キロ)
ジョニー・ヒューズ(米国):175ポンド(79.3キロ)
<第2試合 ウェルター級/5分3R>
ジョン・クーナー(米国):170ポンド(77.1キロ)
ダレイ・デービス(米国):171ポンド(77.5キロ)
<第1試合 ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・バーンズ(米国):270ポンド(122.4キロ)
ジェレミー・ノートン(米国):363ポンド(164.6キロ)
※ポンド表記は四捨五入しております
※対戦カード、試合順は変更となる可能性があります