【BFC49】シーズン5ウェルター級T、準々決勝カード決定!!
8日(金・現地時間)、ベラトールFCより9月10日(土・同)に開幕するベラトールFCシーズン5、その第1週となるBFC49=ニュージャージー州シーザース・アトランティックシティで行われるウェルター級トーナメント準々決勝4試合のラインナップが発表された。
【写真】シーズン4準優勝のリック・ホーン。初戦のベン・サンダース戦が最初の山となる(C) KEITH MILLS
シーズン4・ウェルター級トーナメントを制したジェイ・ヒエロンが、シーズン5中にベン・アスクレンの持つBFC世界ウェルター級王座に挑戦することが決まっているが、今回のトーナメントはそのシーズン4トーナメントに出場したファイターの名前も多く見られる。
シーズン4トーナメントで僅差の決勝敗退となった北京五輪米国柔道代表リック・ホーンの出場も決まっている。柔道ベースながら、シッチョートン・ジムで習得したムエタイで、打撃戦も厭わないホーンは、今回トーナメントの本命の一人といえる。
ただし、その彼が初戦で戦う相手はTUFシーズン6に出演し、UFCでも通算戦績4勝3敗と勝ち越しているベン・サンダースだ。やや攻撃を受け過ぎるきらいのあるファイターだが、世界最高峰のリングで勝ち越している実力はだてじゃない。シーズン4中でBFCデビューを飾り、マット・リーをヒジ打ちで圧倒している。ホーン×サンダース、この対戦の勝者が王座に一番近いファイターと見ていいだろう。
【写真】目まぐるしい攻防を繰り広げ、ダン・ホーンバックルを下しているブレント・ウィードマン。空手ベース、万能型ファイターだ (C) Jeff Sherdog
シーズン2準優勝で、シーズン4も優勝候補の一角と見られておりながら、まさかの初戦敗退に終わったダン・ホーンバックルも、捲土重来3度目のトーナメント出場となる。そのホーンバックルを破ったブレント・ウィードマンは、トーナメントを制したヒエロンに準々決勝で敗れた空手がベースのファイターだ。
ウィードマンは、シーズン3で日本の吉田善行を破ったものの、シーズン4トーナメントでは準々決勝でライモン・グッドに敗れたクリス・ロザーノと対戦することになっている。
【写真】ルイス・サッポやドウグラス・リマがトーナメントをかき回せば、それだけ面白いシーズンになる(C) KEIHT MILLS
ダークホースはホーンバックルと対戦するルイス・サッポ。キャリア56戦49勝6敗1分のサッポ、日本ではエンセン井上が開いた『心』に出場経験がある。WECでの北米定着には失敗したが、シーズン4でのスポット参戦で勝利し、今回のトーナメント出場を決めている。
この他シーズン2ベスト4のスティーブ・カール、その対戦相手ドウグラス・リマだ。ホアン・ジュカォン・カルネイロ率いるATTアトランタ所属で、一度はWECデビューが決まったが、査証発行が間に合わず、チャンスを逃している。今回のトーナメントでは唯一のベラトール初参戦となるリマが、トーナメントをかき回すことになれば、新鮮味がやや欠けたトーナメントを盛り上げる存在となるだろう。
■BFC49 主な対戦カード
<ウェルター級トーナメント準々決勝/5分3R>
ドウグラス・リマ(ブラジル)
スティーブ・カール(米国)
<ウェルター級トーナメント準々決勝/5分3R>
ダン・ホーンバックル(米国)
ルイス・サッポ(ブラジル)
<ウェルター級トーナメント準々決勝/5分3R>
ベン・サンダース(米国)
リック・ホーン(米国)
<ウェルター級トーナメント準々決勝/5分3R>
ブレント・ウィードマン(米国)
クリス・ロザーノ(米国)