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【BFC46】アルゼンチンの業師、マレガリエがギロチン一閃

2011.06.26

<フェザー級トーナメント準々決勝/5分3R>
ナザレノ・マレガリエ(アルゼンチン)
Def.3R1分25秒 by ギロチンチョーク
ジェイコブ・デヴリー(米国)

リーチで上回るデヴリーに対し、試合開始早々テイクダウン狙いで組みついていったマレガリエ。直後にギロチンに切りかえ、背中をマットにつけてデヴリーの首を絞め上げていく。ハーフの状態で腰をあげて、首を引抜こうとするデヴリーは、マレガリエが姿勢を整えるタイミングでエスケープに成功する。

立ち上がってパウンドを落そうとしたデヴリーだが、マレガリエはヒールフックへ。デヴリーが体を捩じって逃れると、マレガリエはバタフライガードからロックアップ。レフェリーはここでブレイクを命じ、試合はスタンドへ。

右から左を伸ばし、前に出るデヴリーは、さら右ジャブを連打する。マレガリエは左を振るいつつ組みつこうとするが、ここはデヴリーが距離を取る。マレガリアのテイクダウン狙いを切って、パンチを入れるデヴリーだが、距離を詰められ左を受けるシーンも。


パンチで気をそらしたマレガリエは、シングルレッグでテイクダウンを奪うと、デヴリーはラバーガードへ。パス狙いのマレガリエに対し、背中を見せたデヴリー。マレガリエがバックに回り込もうとしたところで、初回が終了した。

2R、左ストレートを打ち込んだマレガリエは、ジャブを伸ばすデヴリーに飛びこむが、ここは距離が遠すぎて、デヴリーが逆にトップを奪おうと組みつく。初回と同じようにギロチンを仕掛けたマレガリエ。リバーサルからマウントを奪うと、自らギロチンを解き、パウンドを落とす。

バッククラブからさらにパンチを落すマレガリエに対し、デヴリーも正面を向いてヒップエスケープから足を一本戻す。ワキを差してパスを狙いつつ、鉄槌を落すマレガリエ。細かい攻防が続くなか、常にマレガリエが攻勢をとる。マレガリエはデヴリーに立ち上がられても、シングルからダブルへ移行して、リフトからスラムをするようにテイクダウンを奪う。

残り1分を切り、有利に試合を進めるマレガリエは、ここでヒールフックへ。立ち上がって鉄槌を落すデヴリー。ラウンドを取ったと判断して、さらにリスキーな攻撃を仕掛けるマレガリエの姿勢は、例えガードを取られてもジャッジの心象をさらに良くしただろう。

最終回、疲れの目立つデヴリーに左を入れて、すぐに距離を詰めてテイクダウンを奪ったマレガリエ。左のボディ、右では顔面にパウンドを落とす。ケージに詰まり、攻め手のないデヴリーは、蹴り上げて立ち上がろうとする。マレガリエは待っていましたとばかりにギロチンへ。

3度目のトライにデヴリーは、耐え切る体力&気力を持ち合わせていなかった。アルゼンチンの柔術家、マレガリエが流れのなかでの一本を奪い、準決勝進出を果たした。

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