【It’s Showtime】王者パルパーリャン、ルイバルを退ける
<85キロ級/3分3R>
シャーク・パルパーリャン(ベルギー)
Def.判定
モイセス・ルイバル(スペイン)
5月のオランダ大会でアミール・ゼヤダを倒し、イッツショータイム85キロ級世界王者となったアルメニア系ベルギー人のパルパーリャンがスペインの技巧派・ルイバルと激突。王者としての貫録を見せつけることができるか。
1R、大振りのルイバルにパルパーリャンはローキックで揺さぶり、前蹴りで突き放して再びローで崩そうとする。後ろに下がるルイバルはローキックからのパンチを中心に手を返していった。
2R、ルイバルはハイキックを放った際にスリップ。ボディストレートから細かいジャブで顔面を捉えていく。パルパーリャンのパンチをかわすと舌を出して挑発する場面も。直後のストレートもかわして再び舌を出すと、さらに大振りながらもパンチで攻め込んでいく。パルパーリャンはペースを崩されたまま2Rを終えた。
3R、パルパーリャンは前蹴り、ローキックとルイバルの足元を崩そうとする。ルイバルをコーナーまで詰めるとパンチで押し込むも、ルイバルも負けじとパンチでやり返して左ローキックからワンツーを繰り出す。攻勢に出るパルパーリャンは前へ前へと出てパンチを叩き込んだ。残り10秒では、ルイバルのパンチにパルパーリャンも鋭いパンチを返す攻防も見られたが、最後はパルパーリャンが王者の意地で判定をモノにした。