【UFC131】ソジンスキーが大差で判定をモノにする
<ライトヘビー級/5分3R>
クリストフ・ソジンスキー(カナダ)
Def.判定3-0:30-27、30-26、30-27
マイク・マッセンツィオ(米国)
ソジンスキーをケージに押し込んだマッセンツィオは距離を取ると左ジャブ、右ローを放っていく。すると低い姿勢のダブルレッグを決めたオクライェクは、グラウンドに拘ることなく、試合はスタンドへ戻る。
左フックをヒットさせ、プレッシャーを当たるソジンスキーは、パンチを受ける際に完全にグローブで顔を覆ってディフェンスするため、前方が見えづらくなる。そこにダブルレッグを合わされ、またもテイクダウンを許した。
ケージを利して立ち上がると、今度はマッセンツィオのテイクダウン狙いを切って、勢いのある左を打ち込む。マッセンツィオは攻めのテイクダウン狙いから、打撃戦を避けるテイクダウン狙いに変化し、初回を戦い終えた。
2R開始直後もテイクダウンを仕掛けたマッセンツィオだが、完全にソジンスキーは見切り、ヒザをついた相手をがぶり、スタンドに戻る。ソジンスキーが右ジャブを何発が見せると、マッセンツィオが組みつくも、ヒザをついた状態でそこから先に進めない展開が続く。続けてスタンドで組んだマッセンツィオが、走り抜くようにケージにソジンスキーを押し込むが、それでもテイクダウン奪えず、レフェリーがブレイクをかける。
ラウンド終了10秒を切り、ソジンスキーの左から右のワンツーを受けたマッセンツィオは攻め手を失った2Rを終えた。最終回、低い姿勢から飛び込むことしかできないマッセンツィオにパンチを入れ、バックに回り込んで、グラウンドでサイドを取ったソジンスキーも四つになったマッセンツィオが、必死になって両手で右腕を掴み続ける。
肩口、脇腹にヒザを入れる。試合は展開のないまま残り2分を切る。ヒザの連打を続けるソジンスキーはチョークから、ヘッドロックの態勢へ。首を引抜いたマッセンツィオが立ち上がるも、やはり打撃戦が怖く、防がれ続けるダブルレッグを仕掛けるのに必至だ。最後もダブルレッグを失敗したマッセンツィオが正座状態になったところで試合はタイムアップに。ジャッジの裁定は、当然ソジンスキーを支持、30-26が一人出るほどの大差で、マッセンツィオを下した。