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【BFC46】夏の陣でマルロン・サンドロ、米国デビュー決定

2011.05.26

Sandro21日(土・現地時間)にシーズン4を終えたベラトールFC。シーズン5は9月17(土・同)にスタートを切るが、3カ月間のインターバルの間にサマーシリーズと題して、月に一度のペースでイベントが開催されることとなった。

【写真】お茶目な一面を見せるマルロン・サンドロ。ベラトールFCフェザー級戦線は個性的なファイターも多く、彼の参戦は階級自体のグレードアップにもつながる (C) Denis Martins

23日(月・同)にその第一弾となる6月25日(土・同)、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロック・ホテル&カジノ大会の概要が発表された。同大会ではフェザー級トーナメント準々決勝4試合がメインカードで組まれている。そのメンバーが非常に興味深い。

戦極で活躍した前SRCフェザー級王者マルロン・サンドロの米国デビューがついに決まった。昨年末12月30日に日沖発と歴史に残る名勝負の末、タイトルを失ったが、実は当日は拳の負傷でほとんどパンチが使えない状態にあった。

ノヴァウニオンの盟友ジョゼ・アルドと並び、一度は世界の双璧と見られたサンドロは、BFCフェザー級トーナメントで同じブラジル人のジェナイル・ダ・シウバ戦で再起を図る。再起を図るといえば、パット・カーランが同大会よりフェザー級再転向を決め、再び世界の頂点に挑むことを決めた。カーランはシーズン2ライト級トーナメントで優勝し、シーズン4でエディ・アルバレスの持つ世界王座に挑戦したが、5R判定で敗れている。


Malegrarie【写真】珍しいアルゼンチン人MMAファイターのナザレノ・マレガリエ。ブラジルで柔術の修行を行い、そのブラジルやプエルトリコでキャリアを重ねてきた(C) KEITH MILLS

対戦相手はフロリダ在住のペルー人ファイター=ルイス・パロミーノ。カーラン同様ライト級からの転向組で、以前にはホルヘ・マスヴィダルに勝利しているパンチャーだ。またサンドロと同じく戦極フェザー級GPに出場していたロニー・マンも、同トーナメント参加が決定。またシーズン4トーナメント初戦で、最終的に準優勝となったダニエル・ストラウスを相手に判定負けを喫したものの、多彩なサブミッションを披露したアルゼンチンの極め技師ナザレノ・マレガリエのトーナメント参加も明らかになっている。

トーナメント出場を決めたサンドロとカーランは以下のように抱負を語っている。

マルロン・サンドロ
「米国には世界王者になるためにやってきた。ベラトールは米国で僕の知名度をあげるのに相応しい場所だ。ベラトールで素晴らしい試合をして、ファンに喜んでもらい、ベラトール世界フェザー級王者になるために戦う」

Curran【写真】ロジャー・フエルタをスタンドで完封するだけの打撃の持ち主。フェザー級での戦いが非常に楽しみなパット・カーランだ(C) KEITH MILLS

パット・カーラン
「僕はキャリアのほとんどをフェザー級で戦ってきた。破壊力を証明できる階級で、また戦うことができるので嬉しい。ライト級でもかなりの成果を挙げることができた。でも、今年の夏はフェザー級を賑やかにさせることにしたんだ」

■BFC46 メインカード

<フェザー級トーナメント準々決勝/5分3R>
マルロン・サンドロ(ブラジル)
ジェナイル・ダ・シウバ(ブラジル)

<フェザー級トーナメント準々決勝/5分3R>
パット・カーラン(米国)
ルイス・パロミーノ(ペルー)

<フェザー級トーナメント準々決勝/5分3R>
ロニー・マン(英国)
アダム・シンドラー(米国)

<フェザー級トーナメント準々決勝/5分3R>
ナザレノ・マレガリエ(アルゼンチン)
ジェイコブ・デヴリー(米国)

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