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【It’s Showtime】ヘビー王者ヘスディ・カラケス出場は? 

2011.05.20

Gerges14日(土・現地時間)に初のフランスでの開催となるリヨン大会を、現地のノックアウト・プロモーションと開いたばかりのIt’s Showtimeが、21日(土・同)にオランダ、アムステルダムのザ・サンドでファイトクラブが主催イベントを行う。

【写真】果たして出場はあるのか、世界ヘビー級王者ヘスティ・カラケス(C) WORLDKICKs

メインはIt’s Showtime世界ヘビー級王者ヘスディ・カラケスが出場予定だが、実兄が麻薬に絡む犯罪容疑で収監され、カラケスも事情聴衆を受け出場が危ぶまれている。現時点でプロモーション・サイドからカラケスの欠場というアナウンスはなく、ラインナップにも彼の名前は記されているままだ。

そのカラケスの対戦相手ノーウェルスは、英国人キックボクサーで昨年12月のアムステルダム大会では、リコ・ヴァーホーベンとの試合が組まれていたが、大雪のため空港が閉鎖となり、キャンセルになっている。今回が仕切り直しの一戦となるノーウェルチ、一方のカラケスは出場したとしても、心身ともにコンディション不良が心配される。


もともと昨年5月の王座奪取も、バダ・ハリの反則行為によってのもの。世界戦の2カ月前にはイタリア大会で、フランスのブリース・ギドンにも敗れ、今年3月のダニエル・ギタ戦でも際どいローブローがダウンと認められての判定勝ち。微妙な試合が続く世界王者だけに、この試合も何が起こるか分からないだろう。

今大会のイチオシカードは、ロビン・ファン・ロスマーレン×モハメド・カマル戦だ。ロスマーレンは、スイッチが巧みで、ウィリアム・ディンダー、シャヒッドに勝利、混戦70キロ級でトップグループの一角を占めるようになった。

Roosmalen【写真】強豪揃いのオランダ・キック界70キロ級で、確かな力を見せ始めたロビン・ファン・ロスマーレン。右は父ウィリアム・ロスマーレン、PRIDEでラフル・ホワイトとスタンディング・ファイトを行っている(C) Ben Pontier

父は往年のヘビー級キックボクサーで、PRIDE出場経験もあるウィリアム・ロスマーレン。父とは違う技巧派のロビンの相手は、4月のTITANSを原発の影響を考慮しキャンセルした、モーチェ・カマル。アルトゥール・キシェンコ、モサブ・アムラーニを破り、実績はロスマーレンを上回る。21歳=ロスマーレン、20歳のモーチェ、明日のオランダ・キック界を担うテクニシャン対決となる。

■It’s Showtime主な対戦カード

<ヘビー級/3分3R>
クリス・ノーウェルス(英国)
ヘスディ・カラケス(オランダ)

<70キロ級/3分3R>
ロビン・ファン・ロスマーレン(オランダ)
モハメド・カマル(オランダ

<It’s Showtime85キロ世界選手権試合/3分5R>
アミール・ゼヤダ(オランダ)
シャーク・パルパーリャン(アルメニア)

<70キロ級/3分3R>
ハフィド・エル・ボウスタティ(オランダ)
モハメド・メダル(オランダ)

<65キロ/3分3R>
ロベルト・ファン・ニーウゲン(オランダ)
フランク・パレデス・ウィルチェス(オランダ)

<70キロ級/3分3R>
エウゲニー・ウロスコイ(ロシア)
ギガ・チカズ(オランダ)

<85キロ級/3分3R>
ローラン・アトリフィ(フランス)
ヤソン・ウィルニス(オランダ)

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