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【UFC&Strikeforce】Zuffa、STRIKEFORCE買収正式発表

White & Coker
【写真】ついにズッファより、ストライクフォース買収が正式発表された。ダナからは07年PRIDE買収時のようなメガ・ファイト発言はなく、中継媒体に沿ったビジネスが成されそうだ。ロレンツォから熱烈なラブコールを受けたスコット・コーカー、独自のマーシャルアーツ論を持っていたが、果たして第二の(旧WEC代表でズッファ入りした)リード・ハリスとなるのか、あるいはスコット・コーカーらしく存在感を保ち続けるのか (C) MMAPLANET

既に米国を発端とし、情報が伝わってきていたが、ズッファによるストライクフォースの買収が、14日(月・現地時間)にズッファの公式リリースによって正式発表された。

このリリースによると、ズッファはストライクフォースの持つ選手との全契約、Showtimeとの中継に関する契約を手にする一方で、ストライクフォースは単独の事業として存在し、スコット・コーカーCEOもズッファと長期契約にサインしたとされている。

UFCのダナ・ホワイト社長は「我々はMMAを世界最速で成長するスポーツにするため、ハードワークをこなしてきた。このスポーツを統制し、オクタゴンを世界に広めるために、数えきれないほどの時間を費やしてきた。ストライクフォースを獲得し、自分たちの強味にできたことは、このスポーツが世界的な影響を与える発展を続けることになる」と語っている。


続いてズッファ・チェアマンのロレンツォ・フェルティッタの「私たちは、WECが何年もそうだったように、(UFCとは)別のビジネスとしてストライクフォースを経営していくつもりだ。スコット・コーカーと仕事を進め、ストライクフォースとショータイム、全て揃った形で、これまで通り質の高い大会をMMAファンに与えていきたい。ストライクフォースがビジネスとして立ち上げられ、発展することに関し、ずっとスコット・コーカーには敬服してきた。私たちはスコットとやっていける、ストライクフォースとUFCの両方を大きくさせていきたい」と、スコット・コーカーへのラブコールと受け取れる言葉も紹介されている。

ストライクフォースのファイターは、ストライクフォースで戦い続け、UFCに上げることはないという説明がされたのちに、スコット・コーカーのコメントとして、以下の声明が記されている。

「ミックスマーシャル・アーツというスポーツにとって、とても大切な日となった。我々はロレンツォ・フェルティッタ、フランク・フェルティッタ、ダナ・ホワイト、そしてUFCの皆とともに、MMAを世界一のスポーツになることが追求できて、非常にエキサイトしている。ファンはこれからもストライクフォースらしい大会を期待でき、我々のアスリートたちの活躍をそれぞれの大会で提供していく」

リリースの最後には、今後のストライクフォースのスケジュールとして、4月1日のチャレンジャーズ、そして4月9日のサンディエゴ大会、さらには6月18日のダラスにおけるヘビー級ワールドGPが明記されている。なお当リリースが発信されてから1時間、ストライクフォース・サイド=マイク・アフフォモウィッツから、これまでのようなリリースは届いていない。

また、MMAPLANETからスコット・コーカーにコンタクトを試みたが、携帯電話は留守電サービス、テキストメール、メールには返答がない状態となっている。

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