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大物続々参戦も “ファンにアンフェアなカード発表”?

2008.08.15

24日戦極のリングに上がるトリッグの次戦が早くも決定[photo by Strikeforce]先日、三崎和雄の出場を発表したばかりのストライクフォース。その三崎がジョー・リッグスと対戦する9月20日(土)『Strikeforce at The Mantion II』、その他のランナップ、さらには10月3日に同プロモーションとしては初進出となるコロラド州デンバーのブルームフィールド・イベントセンターにおける『Payback』大会の概要など、続々と正式発表が行われた。

【写真】ケガが怖い、短期間インターバルでの出場となるフランク・トリッグ (C) MMAPLANET

まず「アット・ザ・マンション」大会の追加カードは、ストライクフォース世界ライトヘビー級選手権試合、王者ボビー・サウスワースに、ヘナート・ババルが挑戦する一戦が公式アナウンス。同プロモーションの世界王座にこそついているものの、サウスワースはキャリア9勝5敗という目立った戦績を残しているわけでもなく、格でいえばRINGS KOKでの活躍やIVCトーナメントでマウリシオ・ショーグンを破り、UFC世界ライトヘビー級王座挑戦経験もあるババルが一枚も二枚も上だ。

「ヤツは動物を守る保護者で、俺はハンター。プレイボーイ・マンションのような場所で王座を獲得するのは格別だろう」というババル。7月19日のアフリクション旗揚げ戦ではマイク・ホワイトヘッドに圧勝しており、彼の参戦は、その延長線上にストライクフォースとアフリクションの提携といったストーリーが見えてくるのかもしれない。


一方、デンバー大会にもMMAワールドのビッグネームが参戦する。戦極への出場が決まっているフランク・トリッグが、ハワイのファラニコ・ヴィターレと対戦。さらには地元コロラド在住で戦極のライト級トーナメント出場を辞退したドゥエイン・ラドウィックが、サム・モーガンと戦うことも併せて発表されている。

また、同大会にはフィル・バローニが出場、同じくUFCベテランのピート・スプラットとのマッチアップが決定した。5月のCBSライブ中継大会の敗北以来、7月12日のケージレイジ、さらには8月2日のICONと、立て続けの試合出場となるバローニ。ケージレイジ&ICONはEXC系(=プロエリート)の大会で、ストライクフォースは独立系の大会となるだけに、バローニがEXCから離れた可能性もある。

米国MMA人気の上昇に伴い、上位のバローニだけでなく、フランク・トリッグは8月24日に戦極で瀧本誠と対戦し、サム・モーガンもこの15日のShoXCでファブリシオ・モランゴとの一戦を控えている。当然、両者とも敗れる、または負傷する可能性があるだけに、現時点のカード発表は、ファンにとっても些かアンフェアであるのではないだろうか。

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