【BFC】ウェルター級T 出場全選手決定、ヒエロン参戦
ベラトールFCシーズン4、ウェルター級トーナメント出場者の顔ぶれが、先週末までに3名追加され、全出場選手が決定した。20日(木・現地時間)に出場がリリースされたジェイ・ヒエロンは、粒揃いのメンバーが揃ったなかでも、優勝候補の筆頭に挙げられる実力者だ。
【写真】実績はトーナメント参加選手のなかでもピカイチのジェイ・ヒエロン。気になるのはブランクの長さだが、優勝候補筆頭であることは間違いない (C) KEITH MILLS
昨週末まで新たにシーズン4ウェルター級トーナメント出場が決まったのは、14日(金・同)に正式アナウンスがあったジム・ウォルヘッド、17日(月・同)にスティーブ・カール、そしてヒエロンの3選手だ。
ダン・ハーディ、ポール・デイリーという英国ウェルター級の強豪を生み出したラフハウス・ジム所属、英国第3のウェルター級ファイターといえるウォルヘッド。本来は昨年のシーズン2トーナメントに参加予定だったが、アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトルの噴火の影響で、欧州の航空路が軒並みダウン。彼もまた英国の空港に立ち往生し、トーナメント出場を断念した過去を持つ。
その後、シーズン3期間中のBFC32で自らの代役となったライアン・トーマスと対戦し、判定勝ちを収めている。ジュードー=柔道の異名を持つフィジカルとトップコントロールの上手さが武器のウォルヘッド、UFC=ハーディ、ストライクフォース=デイリーに続きBFCウェルター級戦線でも英国人ファイターの強さを見せつけることができるか、非常に楽しみな参戦だ。
続いて出場がアナウンスされたカールは、シーズン2ウェルター級トーナメントのベスト4。イラク戦争に軍曹として従軍していた彼は、先日、UFNが開かれたテキサス州フォートフッドの基地に配属されていた時代にMMAに出場するようになった。準決で一敗地にまみれたダン・ホーンバックルへのリベンジを誓ったトーナメント参戦となる。
キャリア23戦19勝4敗のヒエロンは、元IFL世界ウェルター級王者で当時は黄金の階級でトップ10に入る実力者として、その名を響き渡らせていたが、08年7月のIFL崩壊後、アフリクションやストライクフォースで戦績を重ねてきた。現在7連勝中で、昨年1月にジョー・リッグスを破った折りには、ストライクフォース世界ウェルター級戦線でトップコンテンダーになると思われたが、地味な試合展開を嫌われてか、その後はチャンスすら与えられていない。
過去3戦の対戦相手はDREAMウェルター級GP準優勝のジェイソン・ハイ、TUFシーズン7幻の決勝進出ジェシー・テイラー、そしてリッグスと錚々たるメンバーばかり。それでも1年以上ブランクが開いた彼は、「ブランクをポジティブに取り、スキルアップに没頭した。トーナメント戦は、政治的判断が働かないし、超新星たちもいない。そしてプロテクトされるファイターもいない。勝てば先に進むことができる」と意気込みを語っている。
8人参加のトーナメント、最後に大物の参加が決定し、いよいよ実力者が揃うことになった。ヒエロンが一気に本命となり、対抗がホーンバックル。大穴がリック・ホーンとクリス・ロザーノといったところか。3月5日がシーズン4開幕という声も聞こえてくるが、開幕が待ち遠しいウェルター級トーナメントだ。
■関連リンク
・“最後のIFLウェルター級王者”ジェイ・ヒエロン インタビュー – 2008年7月
■シーズン4、ウェルター級トーナメント出場選手
ダン・ホーンバックル/シーズン2準優勝
リック・ホーン
ブレント・ウィードマン
クリス・ロザーノ
ライモン・グッド/シーズン1優勝&初代BFC世界ウェルター級王者
マイク・ウォルヘッド
スティーブ・カール/シーズン2ベスト4
ジェイ・ヒエロン/元IFL世界ウェルター級王者
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