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【UFC125】スタン、レーベン破るも喜びなく……

2011.01.02

■第10試合 ミドル級/5分3R
ブライアン・スタン(米国)
Def.1R3分37秒/TKO
クリス・レーベン(米国)

サウスポーのレーベンに、思い切り右を打ち込むスタン。左へ回りつつ、右側に頭を移動しながら放つパンチが、ことごとくレーベンの顔面を捉える。たまらず組みついたレーベンが、テイクダウンを狙うが、スタンがすくうようにバランスを崩していく。

それでも、左一発で戦局を変えることが可能なレーベンを攻め込むことができないスタンは、レーベンが蹴りを放ってバランスを崩したところで意を決したように前に出た。両者が足を止めて打ち合うと、スタンの右がレーベンを捉え、完全にその動きが止める。

ケージを背にして顔面、ボディにパンチを受けたレーベン。四つん這いの状態でパンチを受け、立ち上がったところで、スタンが強烈なヒザを蹴り上げる。この一発で、前方に崩れ落ちたレーベンだが、レフェリーは試合を止めない。体を横に向け、ただパンチを受けるのみのレーベンに追撃のパウンドを落すスタン。ようやく試合がストップされ勝利を手にしたスタンは、近しい人間がアフガニスタンで亡くなったことを明らかにし、勝利の喜びを見せることは最後までなかった。

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