【Strikeforce】秒殺ショーでダン・ヘン、デイリーが完勝
【写真】メインでヘナート・ババルを一方的に下したダン・ヘンダーソン。今大会の上位カードは、秒殺が続いた (C)ESTHER LIN/STRIKEFORCE
4日(土・現地時間)、ミズーリ州セントルイスのスコットレード・センターで、2010年度最後のSHOWTIMEイベントとなる「Henderson vs Babalu II」を行ったストライクフォース。大会直前まで対戦カードの変更が続く、ドタバタぶりを見せたが、試合は対照的なものとなり、白黒ハッキリつくエキサイティングな展開が続いた。
メインのライトヘビー級の一戦、10年振りの再戦となったダン・ヘンダーソン×ヘナート・ババルは、ダン・ヘンがスタンドのパンチから、引き込んだババルに強烈なパウンドを落として圧勝。セミのウェルター級戦では、ストライクフォース初陣を迎えたポール・デイリーが、強烈な左クロスでスコット・スミスを失神KOに追い込み、ウェルター級戦線のトップの座を射止めた。
秒殺ショーの幕開けとなったのは、ミドル級のロビー・ローラー×マット・リンドランド戦だ。ローラーは右アッパー、左ショート、右フックでリンドランドを僅か50秒で失神KOに追い込んだ。この他、SHOWTIMEマッチでは、ヘビー級戦でペイザォン・シウバが、1Rに、よもやKO負けのピンチに陥りながらも、2Rに逆転TKO勝ち。オープニングでは、オヴァンス・サンプレーがベンジー・ラダックに完封勝ちしている。
一大会、一試合ずつはドラマチックな展開が多いストライクフォースだが、対戦カードの意義、イベントとしての流れが、不鮮明な点が惜しまれる。来年度は、イベント開催数を増やす意向だが、この辺りががクリアになれば、ファンの関心度はさらに高まり、出場選手のモチベーションも高い位置でキープできるに違いない。
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