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【HEAT55 x AFC34】計量オーバーのチュ・ドンジョが廣瀬にRNCを極め、対抗戦は3勝3敗1NCの引き分けに

【写真】スピード感ある打撃戦と、しっかりとしたフィニッシューーだけにチュ・ドンジョの計量オーバーが残念でならない(C) MMAPLANET

<Angel’s FCフライ級王座決定戦/5分3R+ExR>
チュ・ドンジョ(韓国)
NC
廣瀬裕斗(日本)

3勝3敗の五分で迎えた最終戦ーーこの試合の結果でベルトの行方だけでなく、対抗戦の勝敗も決まる。そんななかでチュ・ドンジョは700グラムの計量オーバーにより、2ポイント減点からスタートに。さらにチュ・ドンジョが勝利した場合はノーコンテストとなるため、この時点でAFC側の対抗戦勝利は消えている。

試合が始まると、チュ・ドンジョが左インローから左ジャブをボディに伸ばす。廣瀬のワンツーをかわして左に回ったチュ・ドンジョがプレスをかける。至近距離でチュ・ドンジョの左インローが廣瀬の下腹部に当たり、ローブローのため試合が一時中断に。すぐに試合が再開されると、チュ・ドンジョの左ジャブに合わせた廣瀬の左インローが下腹部をとらえてしまう。ここもすぐに再開され、廣瀬が左ジャブからロー、右ストレートに繋げる。

チュ・ドンジョがクラウチングに構えると、廣瀬がシングルレッグからドライブした。右腕を差し上げて押し込む廣瀬。チュ・ドンジョは右ヒザをボディに突き刺す。ここは展開がなく、レフェリーがブレイクをかけた。ケージ中央の打ち合いでは廣瀬の左ジャブ、右ストレートがチュ・ドンジョの顔面をとらえる。さらに廣瀬の右カーフもヒットしたが、チュ・ドンジョが左ボディフックへ。

さらに右ストレート、右ヒザを顔面に突き刺し、廣瀬をケージに詰めて連打を浴びせる。廣瀬はダブルレッグをスプロールされた。すぐさまバックを狙うチュ・ドンジョに対し、廣瀬がシングルレッグへ。しかし、これも切ったチュ・ドンジョが一気にバックに回り、RNCでタップを奪った。しかしチュ・ドンジョが計量オーバーのため裁定はノーコンテストに。王座は空位のままで対抗戦も3勝3敗1NCと、消化不良な形で幕を閉じた。


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