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【DWCS S08 Ep10】That’s is DWCS。攻め続けフラフラのデルヴァリエが、モンテイロに大差の判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
ヤディエル・デルヴァリエ(キューバ)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
アントニオ・モンテイロ(ブラジル)

互いにローを蹴る序盤のなかで、デルヴァリエが左ボディから左を顔面に入れる。モンテイロが組みつき、クリンチの攻防へ。デルヴァリエが押し込むが、モンテイロは耐える。とデルヴァリエは左エルボーを入れ、ボディを殴る。小外刈りが決まらなかったモンテイロは、体を入れ替えてシングルレッグへ。デルヴァリエはギロチンに取り、下に。モンテイロは左足を抜いてギロチンを無効化させる。顔面の展開のなかで背中を譲って立ち上がったデルヴァリエは、胸を合わせてジャンピンガード&ギロチン。そのまま時間となった。

2R、デルヴァリエが勢いのある左インローを決める。さらに左フックで前に出るが、かなり硬い動きで逆に左を被弾する。それでも力一杯にパンチを振るうデルヴァリエの左右のフックがモンテイロの顔面を襲い、さらにボディで動きを止めに掛かる。ダーティーボクシング、ヒザ蹴り、エルボーとケージを背負ったモンテイロに猛攻を仕掛けるデルヴァリエ。左ボディで動きが止まったモンテイロは、一旦息を整えたデルヴァリエの首相撲&ヒザ蹴りを連続で受けるが、左を連打で反撃へ。デルヴァリエはヒザを入れ、ダブルレッグと方向転換。モンテイロは立ち上がると、デルヴァリエの頭部にヒジを連打する。

立ち上がってバックに回ったデルヴァリエに対し、モンテイロはキムラ狙いから正対し左右のフックを入れる。ここで足を止めての打ち合いに挑んだデルヴァリエが、エルボー&ニーを纏めて再びダブルへ。バックに回ってラウンド終了となった。

最終回、モンテイロが右インローから右フック。デルヴァリエもワンツーで前に出て、左インローを返す。前に出るモンテイロはデルヴァリエの組みを切るが、やはり相当に疲弊しているか。組まれても突き放すモンテイロが、圧を高める。下がる場面が増えたデルヴァリエは、左を伸ばす。ケージ中央で打撃の交換が見られ、フックで詰めたデルヴァリエがケージに詰まったモンテイロにヒザ蹴りを見舞う。

間合いを取り直したデルヴァリエが、ダブルレッグへ。モンテイロが完璧なタイミングでギロチンをセットするが絞める力が残っていない。頭を抜いたデルヴァリエが、パンチを落としエルボーをボディに落とす。さらに顔面にエルボー、鉄槌を打ちつける。流血のモンテイロは、ケージ際に移動して立ち上がる。ワキを潜ってバックを取ったデルヴァリエも、疲れており組みは続けない。

残り30秒、フラフラになり軸が乱れながらパンチを打ち合う両者。フラフラになって勝利を目指した両者に、ダナ・ホワイトは立ちあがって拍手を送った。結果は大差の判定勝ちとなったデルヴァリエだが、疲労困憊座り込んで感謝の言葉を続けた。


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