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【Bellator CS2024#05】シメオン・パウウェル、ダウンを跳ね返しハファエル・シャビエルに2-1勝利

<ライトヘビー級/5分3R>
シメオン・パウウェル(英国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ハファエル・シャビエル(ドイツ)

シジャブを伸ばすパウウェル。シャビエルは右カーフを蹴り、近い距離で拳が交換される。互いにローを蹴り、ジャブを伸ばすなかでシャビエルのカーフでパウウェルが尻餅をつかされる。立ちがったパウウェルのアゴに前蹴りを決めたシャビエル。尻餅をついたパウウェルは急ぎ立ち上がって組みつき、ケージに押し込んでいく。テイクダウンを取れず、打撃の間合いになるとジャブの差し合いからパウウェルがレベルチェンジ、ダブルレッグへ。ケージにシャビエルを押し込んだパウウェルは、すぐに離れる。

カーフの蹴り合い、シャビエルはチェックして前蹴りから左ミドルを繰り出す。パウウェルは左ボディショットを決めると、クリンチでも腹を殴る。離れたシャビエルは右カーフで再び、パウウェルを崩す。終了直前、パウウェルの左に左を合わせたシャビエルがダウンを奪った。

2R、時間に救われた形のパウウェルは慎重にならざるを得ない展開か。そのパウウェルにカーフを続けるシャビエル。ワンツーからスリー・フォーと続けたパウウェルに対し、シャビエルは引き続きカーフを蹴る。下への蹴りを見せ、上を蹴るシャビエルだがパウウェルもパンチで距離を詰めていく。ジャブの応酬から右カーフ、さらに前蹴りと攻撃をまとめたシャビエルに対し、パウウェルは左ボディからクリンチへ。

このまま時間を使ったパウウェルが、右エルボーを打って離れる。シャビエルはカーフからワンツー、ジャブを差す。パウウェルも左ジャブを当て、右ロー。チェックしたシャビエルは、疲れたか動き落ちる。ここで今成ロールのような動きを見せたシャビエルが、スタンドに戻ると最後の1分は両者ともに手数が減って最終回へ。

3R、カーフにジャブを伸ばすシャビエルに対し、パウウェルが足を使ってジャブを伸ばす。ジャブが当たるパウウェル。こうなるとジャブ以外も当たるようになるか。そのジャブにワンツーを返すシャビエルが、ジャブで前に出て右ハイを蹴る。残り半分、パウウェルはジャブの先が欲しい。と、右エルボーを狙ったパウウェルだが空振りに。そして組んでクリンチ、ケージにシャビエルを押し込んだ。

この選択が功を奏すのか……時間過ぎるならでボディロックに取ったパウウェルだが、テイクダウンを奪えない。こうなると打撃戦となり、シャビエルが圧を掛ける。パウウェルはジャブ、そして右ストレート。シャビエルは左ミドルを蹴る。最後の20秒になるとシャビエルがワンツーで前に出ると、パウウェルは回って過ごした。

最終回のクリンチとサークリング、パウウェルポイントを取っているという判断だったのか、それとも打撃戦を避けたのか……。ジャッジの裁定は割れ、パウウェルに凱歌が挙がった……故に最終回のストレートを当ててからの時間稼ぎは正解ということだが、シャビエルの株が上がった一戦といえるだろう。


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