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【DWCS S08 Ep04】組み続けるカリーをボクシングで攻略、サントスがフルマークの判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
ジジョルデン・サントス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ウィル・カリー(英国)

スイッチするカリーが、左ハイ、右カーフを蹴って行く。さらに左ハイを蹴ったカリーに対し、サントスがスウェイでかわす。ワンツーを入れたサントスが、右を続ける。カリーは左ミドルを決め、ダブルレッグでテイクダウンを狙う。ケージを使った堪えたサントスが体を入れ替える。残り1分40秒で離れたサントスはワンツーで前に出る。カリーはダブルレッグから引き込むと、右を差して立ち上がる。サントスは右ストレートを決め、ワンツー。カリーは右オーバーハンドから組むが、テイクダウンを奪わないクリンチはUFCへの道を遠ざけるだけだ。

2R、カリーの左ミドルに右を合わせたサントスは、続くダブルレッグもケージを利して倒されない。離れたサントスはワンツー、右アッパーをケージを背負ったカリーに決める。前に出たカリーだが、ここもダブルレッグを切られ逆にケージに押し込まれる。ヒザを見せるカリーは、離れたサントスに再びダブルを仕掛ける。スプロールし、ケージに押し込まれサントスは回って離れると右を入れ、なぜかテイクダウンを狙う。クリンチから離れたサントスは、ここでアッパー&ワンツーもクリンチを選択する。

残り90秒、間合いを取り直した両者だったが、またもカリーがダルレッグからケージへ。付き合わなかったサントスはボディ、右アッパーからパンチを纏める。カリーはクリンチ、呼吸を整えて離れたサントスが右ストレートを決め、跳びヒザ&ダブルレッグでテイクダウンを決めるとトップを取ってラウンド終了に。

最終回、ジャブから右を伸ばすサントス。さらにワンツー、アッパー、フックと攻撃を纏める。サントスは組ませず離れようとしたところで、カリーがスピニングバックフィストも空振りに。そしてカリーは組んで、ケージに押し込む。回して離れたサントスが、ジャブから右、左フック、左ボディショット、ローと攻撃を纏める。カリーは当然のようにクリンチへ。エルボーを打ったカリーは、間ができるとサントスの拳を被弾する。さらにサントスはエルボーを顔面に入れる。クリンチからケージにサントスを押し込んだカリーは、ヒザをついてダブルレッグも取り切れない。

時間が過ぎ、首を抱えられたカリーはギロチンから逃れるが、逆にケージに押し込まれる。カリーは小手投げでテイクダウンを決め、腕十字を仕掛ける。腕を抜いて立ち上がったサントスは、ダブルレッグで押し込まれるとスナップダウンからバックを許す。カリーはバックコントロールも、時間に。

結果、フルマークで判定勝ちしたサントスは「ここにいることが嬉しい。信じてくれたマネージャーに感謝している。相手は英国のトップでも、自分のボクシングを信じていた。UFCで戦える準備はできている。僕はアンダードックだとも思っていなかった。ブラジル代表して、気持ちで戦った」とまくしたてた。


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