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【Road to UFC2024 Ep05】組みで倒されず、打で攻勢のサホタがパニャーレスを破り決勝へ

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
キル・シン・サホタ(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ルエル・パニャーレス(フィリピン)

サウスポーのパニャーレスが左を見せて、組みつく。ケージを背負った長身のサホタは右を差し返してボディロックに組む。体を入れ替えたサホタは、肩パンチでパニャーレスの顔面を打つ。ケージ際の攻防が2分以上に続き、幾度が態勢を入れ替えるもサホタが落ち込む時間の方が長い。首相撲からヒザを見えて離れたサホタは、ハイをかわして右を伸ばす。左ハイを多用するパニャーレスだが蹴り終わりに組まれケージに押し込まれる。ここも肩パンチのサホタが、腹にヒザを入れ顔面にヒジを打って間合いを取り直した。

サホタは離れても右ミドルを入れ、右ストレートを入れる。パニャーレスも左ミドルを返すが、パニャーレスが跳びヒザで突き放しに掛かり、パニャーレスの左ハイはクリーンヒットせず初回が終わった。

2R、まずパニャーレスが左ミドル。右ミドルを返したサホタにテイクダウンを仕掛けるが、シングル&リフトも耐えたサホタが体を入かえる。離れて打撃の戦のなかで、ワンツーを入れ、右ミドルを決めるなどサホタのペースが続く。シングルでテイクダウンを奪えなかったが、サホタが回転系の蹴りを見せる。パニャーレスも右ロー、左ローを繰り出したが、逆にインローを蹴られ、スーパーマンパンチで下がらせられる。

後ろ回し蹴り終わりに、ダブルレッグを合わされたサホタが、下になった直後に三角絞めから腕十字を狙いラウンドを取った。

最終回、パニャーレスの左ミドルに右を合わせたサホタが、圧を掛けてワンツーを打つ。続いて右オーバーハンド、左ジャブをヒットさせ、依然攻勢を維持する。さらに左ミドルから右と攻められるパニャーレスは、蹴りも足以外の蹴りも決めることはできない。サホタはヒジを狙う仕草も見せ、遠くから飛び込んだパニャーレスのダブルにケージを背負ってなお、余裕のある試合運びの段階に入ったか。

残り2分、スタンドの間合いに戻りサホタが右を当てる。左を振った直後に、逆に左を被弾したパニャーレスはその後も手は出すが、有効打はなく流れを変えることはできなかった。結果、サホタが3-0で勝利し決勝進出を決めた。


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