【Challengers】因縁に決着、ヴォルカーが圧力勝ち
■ウェルター級/5分3R
ボビー・ヴォルカー(米国)
Def.2R3分58秒/TKO
ロジャー・ボウリング(米国)
【写真】序盤、攻められるも、パンチを当てて攻勢が入れかわる。5月の対戦と同じような内容で、今度はサミングがなくヴォルカーが勝利。ただし、ウェルター級タイトルコンテンダーになれる試合ではない(C) ESTER LIN/ STRIKEFORCE
因縁の決着戦。鋭い左ロー、左ミドルから左ジャブ、右ストレート、左フックと速射砲のように前に出るボウリング。ヴォルカーも左を返すが、打撃を散らしたボウリングはそのまま組みついていく。ヴォルカーはギロチンから引き込んで、クローズドガードに。頭を突っ込んだボウリングは苦もなく首を引き抜くと再びケージに押し込んでいく。
ケージを背に立ち上がったヴォルカーに、ボウリングはミドルから右ハイキック、さらに左アッパーから左ハイと、目にも留まらぬ打撃を仕掛けていく。そのまま組みついてテイクダウン狙いと、ボウリングはウェルター級とは思えない動きを見せる。
ダブルレッグはヴォルカーに粘られ、テイクダウンを奪えないと見るや、エルボーを打ち込んだボウリング。ここでヴォルカーの右がヒットし、ボウリングは初めて守りのテイクダウン狙いを見せる。再び距離をとって、パンチを打ち込んでから、組みついたボウリング。ヴォルカーが押し返してくると、テイクダウンを奪いながらパンチを入れていった。
2R、相打ちながら左をヒットさせたボウリングは、前に出て右ローを蹴り込む。ヴォルカーの左に合わせて、組みついたボウリング。館内はボウリングならぬ、ボーリング(退屈だ)コールが響く。
距離を取った両者、互いに左フックを打ち込むが、隙をついてボウリングが組みつく。がぶってパンチを打ち込むヴォルカーは、真っ直ぐ下がったボウリングに左右のストリートから、左をヒットさせる。一瞬、棒立ちになったボウリングはテイクダウンから引き込むも、腕十字狙いを潰してパンチを落とすヴォルカー、再び腕十字を察知すると、右のパウンドを連打で落とす。
ヴォルカーのパウンドにスピードが乗ってくると、ガードを取るボウリングの体が伸びて、顔面を両手で覆うように。直後にレフェリーが試合をストップして、ヴォルカーが圧力勝ちをした。