【GLORY】サキが異次元の強さで準決勝進出へ
■キックボクシング・ワールドシリーズ1回戦/3分3R
グーカン・サキ(オランダ)
Def.3R/KO
ニコライ・ファリン(ドイツ)
【写真】圧倒的なスピードとパワー、そしてテクニックを見せつけたグーカン・サキ。トーナメント本命に浮上した (C)BAS UTERWIJK
10月2日にK-1ファイナル16で勝利したサキは、2週間のインターバルでリングに上がる。ファリンのローを捌いて、ローから左ボディフックを見せたサキは、続いて右から左を顔面に打ち込んでいく。
サキは右から左、素早いフックを続ける。プレッシャーに負けず前に出るファリンだが、ガードを固めたサキが、その防御を解くと、強烈なローから左を受ける。ファリンのガードの上からハイを入れ、左ボディフック、左ローと快調な動きを見せたサキがリードした初回が終わる。
2R、左ボディフックから、左右のフック、一度距離を取ると左ハイを繰り出したサキ。右目じりをカットしたファリンは、それでも前に出てアッパーを放っていく。右ストレートから左を打ち込んだサキの攻撃で、動きが一瞬止まったファリン。その後も軽快に左右のローを見せたサキは、さがりながらファインが前に出てくるところにローを蹴り込みダメージを蓄積させる。
左足をカットせず、いたずらにローを受けるファリンだったが、2Rもサキの猛攻を凌ぎ切り、試合は最終ラウンドへ。
3R、ローから後ろ回し蹴りを見せるなど、いよいよエンジンのかかったサキは、ローのダメージで前に出られなくなったファリンに猛攻を仕掛ける。
左右のショートフックを顔面に入れる中、一発左ボディフックを織り交ぜる。と、この一撃でファリンが崩れ落ち、10カウント。サキがK-1ファイナルに続き、異次元の強さを見せワールドシリーズ・トーナメント準決勝進出を決めた。