【BFC31】吉田善行、右目を大きく腫らしTKO負け
■ウェルター級/5分3R
クリス・ラザーノ(米国)
Def. 2R終了時/TKO
吉田善行(日本)
グレッグ・ジャクソンMMA所属と紹介された吉田は、ケージ中央からラザーノを追いかけ組みつく。一本ワキを差して投げ狙いの吉田は、後方にラザーノを投げ、テイクダウンに成功する。サイドからワキを差し、マウントへ移行しようとするが、ラザーノが足を差し込みハーフガードに。
ラザーノの潜りスイープに得意のダースチョークを仕掛けた吉田だが、ラザーノは立ち上がるとスピニングエルボーを見せる。この一発をボディに受け、バランスを乱した吉田は、無軌道なラザーノのエルボーを受けながらも打撃戦へ。と、強烈な右を受け吉田はマットに崩れ落ちる。ガードから何とかスタンドに戻った吉田だったが、ケージ際でさらにパンチ、ヒザを受ける。
距離を取った後、ラザーノにスーパーマンパンチをもらった吉田は、ダーティボクシングからバックに回り込み、両足をフックしようとするも、ラザーノがトップに。直後にスイープに成功した吉田はバックに回ると、ラザーノがヒザ十字を狙い、ここで初回が終了する。
2R、右フックから組みついた吉田はバックへ回りこみ、自ら尻もちをついてバックグラブの状態を構築しようとする。胸を合わせたラザーノ、吉田も立ち上がって試合はスタンドへ。左ハイを見せた吉田は、直後にラザーノの右フックを受けながらケージに押し込んでいく。
ここでラザーノのヒザが、吉田の顔面を突き上げる。ダメージを蓄積しながらも、テイクダウンを狙う吉田だが、打撃を受けた影響かスピードに欠けている。胸を合わせ、トップを奪ったラザーノのパウンドをボディに、エルボーを太ももに受ける。ハーフガードの状態の吉田に対し、引き続きラザーノが力の籠ったパンチを落していく。
正対しガードに戻した吉田が、低い姿勢から組みついていくが、アナコンダで待ち受けたラザーノがトップを奪う。吉田もスイープを決め、そのままサイドからマウントへ。背中を見せたラザーノに腕十字を仕掛けるも、吉田はそのまま前方に落とされ、右のパウンドを連打されてしまう。
アナコンダを潰し、腕十字を狙った吉田だが、ここで2Rがタイムアップ。右目が腫れ上がった吉田は、3R開始に応じられずTKO負け。シーズン4ウェルター級トーナメント出場機会を逸した。