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【PFL MENA2024#01】粗い打撃戦からアルカタニがラッシュを仕掛けるとハサネインがギブアップ

【写真】クリーンヒット率は高くない。しかし勢いがあるアルカタニ(C)PFL

<フェザー級/5分3R>
アブドゥラ・アルカタニ(サウジアラビア)
Def.2R4分59秒 by TKO
ヤジット・ハサネイン(ヨルダン)

サウスポーのハサネインに対し、アルカタニが距離を詰めてパンチを振るう。オーソドックスに戻したハサネインに、アルカタニの右カーフがヒット。アルカタニの右ストレートから左フックを食らったハサネインが腰を落としてマットに手を着く。ここでアルカタニが組むも、ハサネインが切り返して左腕を差し上げケージに押し込む。レフェリーから次のポジションへの移行が促され、さらにレフェリーがブレイクをかけようとしたところでアルカタニが力を抜くと、ハサネインが崩していくがこれは無効に。

ブレイクからスタンドで再開されると、アルカタニが左ジャブを突く。ハサネインの左フックは空振り。アルカタニは右ストレートからシングルレッグでテイクダウンを奪う。立ち上がったハサネインをケージに押し込むが、切り返されてしまう。左腕を差し上げたハサネイン、アルカタニが離れる。ハサネインが左ミドルから左ジャブを突く。アルカタニも右カーフを当て、左右フックを振りながらハサネインをケージに押し込むも展開できず離れるという流れが続く。ハサネインにケージを背負わせたアルカタニの右が当たる。両者がロングフックを振るい合う粗い打撃戦に続き、ケージ際の差し合いで初回が終了した。

2R、ガードを固めたアルカタニが前に出ると、ハサネインの左インローがローブローに。すぐに再開後、ハサネインがサークリングから左ジャブ、右カーフを見せる。構わず前に出るアルカタニもパンチを振るうが、互いに顔の向きが流れており正確性には欠ける。さらに打ち合いでガードが下がりが、それでも当たらないという展開が続く。そこで当たるのはハセネインの左ジャブと右カーフ、アルカタニの右ストレートだ。しかしながら大振りになるアルカタニの右をかわしたハセネインがバックに回るも、すぐに離れた。

追うアルカタニの左がハサネインの顔面を捉える。下がりながら左右ローを当てるハサネイン。互いに左右ストレートを伸ばすなか、アルカタニの左が当たってハセネインがバランスを崩した。追撃を受けながら立ち上がるハセネインに、アルカタニがパンチのラッシュをかけると、地元ファイターの攻勢に場内も盛り上がる。しかしアルカタニのパンチが粗く、ヒットしながらも仕留めるクリーンヒットには至らない。と思われたが、ハセネインがレフェリーにアピールして試合が止められる。ハセネインのバーバルサブミッション=ギブアップのような形で終了した。

この結果、アルカタニのプレーオフ進出が決定。フェザー級のプレーオフはアルカタニ×アブドゥルラフマン・アリヤサット、イスラム・レダ×メラウン・ベラジュイットのマッチアップとなった。


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