【UFC ESPN50】ケトレンが絶妙な距離感でコントロール。マルニックをパンチでグラつかせ判定勝ち
<女子ストロー級/5分3R>
ケトレン・ソウサ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
マルニック・マン(米国)
サウスポーのマルニックに対し、ケトレンが前後のステップからローを見せる。マルニックもインローを繰り出すと、ケトレンが右前蹴りを突き刺してケージを背負わせる。マルニックは左の蹴りを上下に散らしてケージ中央に押し返す。ケレトンが右のガードを固め、パンチでマルニックを下がらせると、右サイドキックを繰り出した。ここでマルニックが組みつくも、ケージ際でケレトンが差し返す。右腕を指し返したケレトンが離れた。ケージを背負ったマルニックに右三日月蹴りを突き刺し、右ストレートを叩き込んでいく。
スイッチしながら距離を詰めるケトレンに対し、マルニックもプレスをかけていく。前蹴りでマルニックを止めたケレトンが跳びヒザから組みつき、そのままグラウンドに持ち込んだ。フックガードのマルニックにパンチとヒジを落とすケレトン。マルニックが三角をセットアップすると、ケレトンは立ち上がり、レフェリーもブレイクをかける。スタンドに戻ると、ケレトンがケージを背負わせて右スピニングバックキックを見せる。さらに右を当てたが、組んだマルニックが首投げでクリーンテイクダウンを奪った瞬間にラウンド終了のホーンが鳴った。
2R、ケレトンが距離を詰めて前蹴りを見せる。マルニックは左ローで動きを止めに掛かるが、左カカト落としを受け止めたケトレンにケージへ詰められてしまう。ケージ際でスタミナを使わないケトレンは、離れては打撃でマルニックをケージ際から逃さない。組んでも右腕を差し入れ、離れ際に右ストレートを打ち込む。右ロー、右ミドルを見せたケトレンが、さらに左アッパーから右ストレートへ。前後のステップで距離をつくり、右のカウンターからスイッチして左右ストレートを叩き込んでいく。マルニックもケージを背負いながら左ミドル、左ローを返すもマルニックが距離をつくって優位に立つ。動きの落ちたマルニックの顔面を、ケトレンの右が捕らえる。マルニックが強引に組みつき首投げを狙ったが、ケトレンに潰されてしまった。クローズドガードのマルニックに対し、ケトレンがトップを奪ったまま2Rを終えた。
最終回、ケトレンが右ミドルを見せながらサウスポーにスイッチする。レンジとスタンス、ポジションを入れ替えるケトレンに対し、マルニックはローとミドルで距離を詰めていく。シングルレッグで組んだマルニックがドライブしたが、ここもケトレンが離れた。そしてマルニックにケージを背負わせ、上下にパンチを散らす。左フックで動きを止めると、左ボディから顔面にパンチを叩き込む。腰を落とすマルニック。さらに連打を浴びせるとマルニックも顔を背けるように。
ここでケトレンが組むと、マルニックはケトレンの左腕を取ってキムラで引き込み、トップを奪って左腕を伸ばしにかかった、ケトレンは腕を抜いたもののボトムへ。マルニックはケトレンをケージに押し込むも、しがみつかれて展開させることができない。両腕を差し上げたケトレンはクローズドガードでガッチリと守る。マルニックが体を起こすと、ケトレンが蹴り上げから立ち上がる。スタンドに戻るとケトレンが距離を詰めたが、マルニックがボディロックからテイクダウンを奪う。しかしケトレンがリバーサルして試合終了となった。
ジャッジは3者ともフルマークでケトレンへ。昨年UFCデビューを果たしたケトレンにとって、オクタゴン初勝利となった。